内容説明
日本文化論的アプローチを交えながら対人恐怖と不潔恐怖を分析。専門誌に発表した論文と講演を、教科書的説明を加えてまとめた。
目次
第1章 演技と対人恐怖症と日本文化(対人恐怖症例とその検討;対人恐怖症者の矛盾;対人恐怖症と日本人と演技 ほか)
第2章 対人恐怖・自己漏洩症状対不潔恐怖・他人密入症状(対人恐怖症のスペクトルと自己漏洩症状;不潔恐怖症;不潔恐怖症者の忌避する対象 ほか)
第3章 男女の性格傾向について(アダムとエヴァ;心理的最適距離の性差;私情(個人)優先と公共(客観)優先 ほか)
著者等紹介
高野良英[タカノリョウエイ]
1935年東京生まれ。1954年暁星高等学校卒業。1960年東京大学医学部医学科卒業。1961年東京大学精神医学教室入局。1964年東京大学附属病院分院精神科助手。1965年東京家庭裁判所技官。1971年聖路加国際病院精神科副医長。1975年聖路加国際病院精神科医長。1982年ハイデルベルク大学客員医師。1984年NTT東京中央健康管理センタ神経科部長。1996年同センタ退職、KDDI保健センター嘱託医。2001年KDDI保健センター退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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