ひきこもりケースの家族援助―相談・治療・予防

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ひきこもりケースの家族援助―相談・治療・予防

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  • サイズ A5判/ページ数 214p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772406956
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C3011

出版社内容情報

《内容》 近年増加が指摘されている青年期の「ひきこもりケース」は,本人が直接相談に訪れないことも多く,家族からの相談に応え,家族を支えることが,臨床家にとって重要な課題となる。
本書では「ひきこもりケース」に実際に向き合い,試行錯誤を重ねている第一線の臨床家の手により,ひきこもりケースの基本的理解,家族援助の基本的枠組み,個別家族相談・家族教室/心理教育的アプローチ・親の会の実践が詳述されている。
また,青年期におけるひきこもりを未然に防ぐためのアプローチとして,乳幼児期から思春期までの早期支援の方法論,地域精神保健システムを活用した早期介入モデル,児童精神科医療・児童福祉・学校精神保健における予防的観点を検討する。
さらに,激しい暴力など,緊急性の高いケースに対する訪問や強制入院,移送制度の適応など,危機介入についての原則と実際が提示される。    

《目次》
第1部 ひきこもりケースの理解と家族援助
第1章 ひきこもりケースの理解と治療的アプローチ 近藤直司
第2章 子どもの「ひきこもり」に悩む家族への援助 楢林理一郎
第3章 システム家族論からみた家族と精神分析からみた家族:
おもに三者関係をめぐって 狩野力八郎
第2部 家族相談の実際
第1章 ひきこもりケースにおける家族状況の分類と援助方針 近藤直司
第2章 家族療法から見たひきこもりの家族内で起きていること:
葛藤回避のベルをどのように無効化するか 吉川 悟
第3章 スキゾイド病理をもつ家族への援助 狩野力八郎
第4章 ハイラムダ・スタイルの「ひきこもり」青年への家族療法
中村伸一・中村紀子
第3部 グループを活用した家族援助の実際
総 論 家族グループの有効性と留意点 近藤直司
第1章 家族教室・心理教育的アプローチ(1):発達論的観点に基づいた
心理教育 近藤直司
第2章 家族教室・心理教育的アプローチ(2):家族を対象とした
アディクション・モデルの発展型 長谷川俊雄
第3章 家族教室・心理教育的アプローチ(3):行動療法の視点から 林 祐造
第4章 親の会 小林京子
第4部 ひきこもりケースへの予防的早期介入
総 論 ひきこもりを予防できるか? 近藤直司
1.予防的介入の可能性と課題
第1章 問題行動を示す子どもの予後と早期介入の有効性:
海外の先行研究より 高橋象二郎
第2章 ひきこもりへの予防的介入と地域精神保健システムの課題 近藤直司
第3章 固有の思春期までに発症する「ひきこもり」の精神病理と治療:
親ガイダンスの重要性を中心に 皆川邦直
2.臨床現場における予防的介入の実際
第4章 軽度発達障害のある子どもたちへの早期介入 田中康雄
第5章 児童福祉における予防的介入 本間博彰
第6章 学校現場でできる範囲の予防的介入 吉川 悟
第5部 ひきこもりケースへの危機介入
第1章 ひきこもりケースへの危機介入:緊急時対応の実際と原則 後藤雅博

内容説明

本書では「ひきこもりケース」に実際に向き合い、試行錯誤を重ねている第一線の臨床家の手により、ひきこもりケースの基本的理解、家族援助の基本的枠組み、個別家族相談・家族教室/心理教育的アプローチ・親の会の実践が詳述。また、青年期におけるひきこもりを未然に防ぐためのアプローチとして、乳幼児期から思春期までの早期支援の方法論、地域精神保健システムを活用した早期介入モデル、児童精神科医療・児童福祉・学校精神保健における予防的観点を検討する。さらに、激しい暴力など、緊急性の高いケースに対する訪問や強制入院、移送制度の適応など、危機介入についての原則と実際が提示される。

目次

第1部 ひきこもりケースの理解と家族援助
第2部 家族相談の実際
第3部 グループを活用した家族援助の実際
第4部 ひきこもりケースへの予防的早期介入
第5部 ひきこもりケースへの危機介入

著者等紹介

近藤直司[コンドウナオジ]
1962年東京に生まれる。1987年東海大学医学部卒業。1988年東海大学医学部精神科学教室入局。1991年神奈川県立精神医療センター勤務。1996年山梨県立精神保健福祉センター勤務。専攻は精神保健学、精神分析学。現在、山梨県立精神保健福祉センター所長。山梨県中央児童相談所技術吏員。山梨医科大学非常勤講師。日本精神分析学会、認定精神療法医・認定スーパーバイザー
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