出版社内容情報
現代の空間を理解するために必要な歴史的視座とは?帝国主義、人種、グローバリゼーションなど24の重要概念について解説。
序章 歴史地理学の現在
? コロニアル/ポストコロニアルな地理
第1章 帝国主義と帝国
第2章 植民地主義と反植民地主義
第3章 開 発
? 国家/民族建設と地政学
第4章 領域と場所
第5章 アイデンティティとネイション
第6章 心象地理と地政学
? 歴史的ヒエラルキー
第7章 階級,ヘゲモニー,抵抗
第8章 人 種
第9章 ジェンダー
? 建造環境
第10章 自然と環境
第11章 都市を読み取る
第12章 都市形態学の地理
? 場所と意味
第13章 景観/風景と図像学
第14章 遺産の概念化
第15章 パフォーマンス,スペクタクルそして権力
? モダニティと近代化
第16章 資本主義と産業化
第17章 科学と技術
第18章 モダニティと民主主義
? 境界を越えて
第19章 グローバリゼーション
第20章 統治性
第21章 自然?文化
? 歴史地理的知識の生産
第22章 歴史地理学の伝統
第23章 視覚化された地理
第24章 証拠と表象
ジョン モリッシー[ジョン モリッシー]
デヴィッド ナリー[デヴィッド ナリー]
ウルフ ストロメイヤー[ウルフ ストロメイヤー]
イヴォンヌ ウィーラン[イヴォンヌ ウィーラン]
上杉 和央[ウエスギ カズオ]
目次
1 コロニアル/ポストコロニアルな地理
2 国家/民族建設と地政学
3 歴史的ヒエラルキー
4 建造環境
5 場所と意味
6 モダニティと近代化
7 境界を越えて
8 歴史地理的知の生産
著者等紹介
モリッシー,ジョン[モリッシー,ジョン] [Morrissey,John]
アイルランド国立大学ゴールウェイ校上級講師。アイルランド国立ダブリン大学トリニティ・カレッジを卒業し、エクセター大学でPhDを取得。エクセター大学とニューヨーク市立大学で勤めた後に現職。主な研究分野は帝国主義、地政学、抵抗であり、2012年に研究と教育の統合に関してアイルランド・ナショナル・アカデミー賞を授与された。現在、ケンブリッジ大学フィッツウィリアム・カレッジとエマニュエル・カレッジで客員研究員も務めており、アメリカ中央軍の地政学史に関して執筆をおこなっている
ナリー,デヴィッド[ナリー,デヴィッド] [Nally,David]
ケンブリッジ大学地理学部上級講師、同大学フィッツウィリアム・カレッジ、フェロー。ユニバーシティ・カレッジ・コークで歴史と地理の学位を取得後、バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学でPhDを取得。アイルランド西部クレア州で育つ。主な研究関心は農業の変化に関する政治経済、生存最低生活の危機に関する歴史、災害援助の政治。現在は「食糧安全保障」問題に取り組んでいる
ストロメイヤー,ウルフ[ストロメイヤー,ウルフ] [Strohmayer,Ulf]
アイルランド国立大学ゴールウェイ校地理学教授。ミュンヘン工科大学で学士号と修士号を取得したのち、ペンシルベニア州立大学でPhDを取得。ウェールズ大学ランピーター校で教鞭をとった後に現職。ドイツ、スウェーデン、アメリカ、フランスで教育を受けており、ポー・エ・デ・ペイ・ドゥ・ラドゥール大学、ドレスデン工科大学、ビンガムトン大学、パリの人間科学館の客員教授、研究員も務めてきた。社会理論と地理思想史に関する多くの本の編者となっている
ウィーラン,イヴォンヌ[ウィーラン,イヴォンヌ] [Whelan,Yvonne]
ブリストル大学上級講師(人文地理学)。アイルランドの文化景観について幅広い研究を発表
上杉和央[ウエスギカズヒロ]
京都府立大学文学部准教授博士(文学)。1975年香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学後、京都大学総合博物館助手・助教、京都府立大学文学部専任講師を経て、2010年より現職。知の歴史地理・地図史・景観史を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。