出版社内容情報
公園に突如としてあらわれた、見るからにあやしいフードの男……。男が引いている屋台には、「しっぽや」の看板。そう、この男が売るのは、専用ののりをつけるとピタリとおしりに貼りつき、自由自在に動かせるという、なんとも不思議なしっぽ。そんなもの、いったい何に使うの!? しかし軽妙な売り文句に、たちまちしっぽはソールドアウト! 町はしっぽをつけた人でいっぱいになりました。ところが……。
内容説明
公園に現れた、あやしいフードの男。男が引いている屋台には、“しっぽや”の看板…。そう、この男が売るのは、専用ののりでおしりに貼りつき、自在に動かせるという不思議なしっぽ。そんなもの、いったい何に使うの!?しかし、軽妙な売り文句にたちまちしっぽはソールドアウト!町はしっぽをつけた人でいっぱいになりました。ところが…。
著者等紹介
ななもりさちこ[ナナモリサチコ]
東京生まれ。日本大学文理学部国文学科卒。カルチャーセンターで、ときありえ氏から童話の創作を学ぶ
大島妙子[オオシマタエコ]
東京生まれ。出版社退社後、絵本を描きはじめる。作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいぴ
39
公園の屋台で「しっぽ」を売る怪しい男。男は飽きっぽい人間を利用して大儲けを企みますが、、、。怪しくてちょっとドジなこの男、何者だったのだろう。2022/04/10
たまきら
31
ちょっと不気味だけど商魂たくましいしっぽやさんにニヤリ。また違うものを売りにやってきそうだなあ。2022/04/03
ふじ
23
表紙の絵のインパクト!突如人里に現れた、フードを被った怪しいしっぽや。人の心を巧みについて、新たなおしゃれアイテムしっぽを売り捌く。謎を残したままの終わり、付属の作者の言葉でようやく腑に落ちた読後。そこまでは絵本に含めない方が良い、という判断だったのかな?2022/02/18
メープル
16
不気味なしっぽやさんの絵でしたが、子供が好きそうなので借りた所、やっぱりヒットしました。もし、しっぽがあったら?子供の頃妄想した事あります。こんなふうに取り外し出来るしっぽつけてみたいなぁ。作者のことばで、毛皮目当ての人間に乱獲され、カワウソなら、人間の欲張りを利用してイタズラしたくなるかもしれませんね。とあり、しみじみと、考えさせられました。2022/03/07
はるごん
11
ちょっと怖い雰囲気の表紙に息子はドキドキしたらしい。しっぽやさんの怪しさにヒヤヒヤしながら読み進めるととんでもない事が。2022/06/25