ギリシア人の神話と思想―歴史心理学研究

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  • サイズ B6判/ページ数 594p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772005357
  • NDC分類 231
  • Cコード C0022

内容説明

それまでのギリシア学とは異なり、古代ギリシア社会を形成している政治・経済・宗教・心性など、社会を構成する全体のなかにギリシア人をおいて考えた、画期的研究。

目次

第1章 神話の構造
第2章 時間と記憶の神話的様相
第3章 空間の構成
第4章 「仕事」と「技術の思考」
第5章 「分身」から「イメージ」へ
第6章 宗教と人格
第7章 神話から理性へ

著者等紹介

上村くにこ[ウエムラクニコ]
大阪大学文学部仏文科博士課程修了。パリ第四大学博士号取得。現在、甲南大学文学部教授

シッシュ,ディディエ[シッシュ,ディディエ]
高等師範学校(ENS)修了。パリ第四・ソルボンヌ大学修士号取得。高等教育教授資格取得。博士課程専門研究課程修了。現在、甲南大学国際言語文化センター教授

饗庭千代子[アイバチヨコ]
関西学院大学文学部仏文学科修士課程修了。現在、甲南大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴィクトリー

1
論文集なので章ごとの内容の関連が弱いが、まえがきでも著者が言っているように関連が無い訳では無い、という感じ。興味を持ったのは、ピタゴラス派などに見られる輪廻転生の考え方や、幾何学的な構造を持った天文学、仕事への考え方、神話から哲学・理性への流れで、インドや中国などとも比較してみたく思った。バビロニアでは算術的だった天文学が、ギリシアで幾何学的になったのは、権力を人々から離して、等距離である中心に置いたことが影響している、ってのは本当か?という気もするが。2012/10/14

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