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内容説明
キャリアカウンセリングは悩みや問題を扱うだけではない。人には日常の経験を取り入れて、ありたい方向に成長する力がある。同分野のパイオニアである著者が、個人の発達成長を通して社会の成熟を実現していく道筋を提唱する。
目次
第1部 自己概念(自己概念のイメージ;自己概念は肯定的;自己概念の成り立ち;自己概念成長の2つの方向;「自分を含む世界」;「当事者意識を持てる世界」)
第2部 経験代謝(経験代謝とは;経験代謝の目的;経験代謝サイクル;経験代謝の実践にあたって;応用例)
第3部 経験代謝の発想(自分史;経験代謝発想の経緯)
著者等紹介
立野了嗣[タツノリョウジ]
1953年生まれ。1977年関西大学社会学部産業心理学科(臨床心理学専攻)卒業。1978年株式会社日本マンパワー入社(~2010年)。2003年日本キャリア開発協会理事長就任(日本マンパワー部長兼任)(~現在)。2010年取締役日本マンパワーキャリア形成事業推進本部長辞任、退社。2013年NPOキャリアコンサルティング協議会会長(~2015年)。元大正大学客員教授、同志社大学専任講師、明治大学専任講師。現在、ACDA(Asia Career Development Association)会長、しごと能力研究学会理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルル
11
生きる、を構造的に捉える(*^-^*)キャリコンでない方にこそ!です^^2017/08/03
bookreviews
6
相談者は自分自身の何がその経験を「問題」にしているのか、状況を掲載している自分サイドの要素(考え方・過去の経験・価値観等)が影響していると自覚していない。感情に覆われていた相談者に対してキャリアカウンセラーが問いかけ、相談者が「自分はそこで一体何を経験していたんだろう」と自分を振り返る。カウンセラーは「経験」を聴くことを意識し続けることが大事。「この人は何を経験しているだろう」と興味を持ち続け、解った、と思ってしまわないことが重要。https://bookreviews2.hatenablog.com/2023/12/16
せぷてんば
3
キャリアカウンセリングにおいては、経験を再現してもらうことによって、その経験に対する本人の意味付けを言語化させ、自己イメージの形成を促進する。2017/08/13
山崎ジョー吉@waii
2
JCDA(日本キャリア開発協会)を立ち上げた立野氏の本で、「経験代謝」や「自己概念」という言葉のルーツとその意味を詳細に説明している。 しかし、JCDAのキャリアコンサルタント養成講座を受講、国家試験に合格した人でも、この本を読んで理解するのは難しいかも。 ただ、立野氏がどんな思いで、日本にキャリアカウンセリングというシステムを普及させようとしているかがとても良くわかる。 今後、多くの人がキャリアに関して、人生の転機を迎えることになるだろう。その際、この概念が役に立つのは間違いないと思う。2020/01/22
心理学部2年
1
質問ではなく問いかけ。2022/02/04