文豪の家

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  • サイズ B5判/ページ数 168p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784767815534
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

目次

太宰治の家―斜陽館/旧藤田家住宅/津島家新座敷
夏目漱石の家―漱石鴎外旧居/第三旧居/内坪井旧居
石川啄木の家―齊藤家/本郷喜之床/新婚の家
江戸川乱歩の家―旧江戸川乱歩邸
松本清張の家―高井戸旧宅
吉屋信子の家―吉屋信子邸
有島武郎の家―浄月庵/旧有島家住宅/有島武郎旧邸
井上靖の家―井上靖世田谷復元/井上靖旧邸
北原白秋の家―北原白秋生家
国木田独歩の家―国木田独歩旧居/坂本永年邸旧居〔ほか〕

著者等紹介

高橋敏夫[タカハシトシオ]
文芸評論家・早稲田大学文学部教授。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程修了。近現代日本文学専攻

田村景子[タムラケイコ]
早稲田大学・亜細亜大学講師。1980年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程修了。近現代日本文学専攻。学術博士(早大 2012年)。アニメ・現代演劇評論も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よこたん

48
“文学館として、保存、公開されている「文豪の家」からは、文豪の思考、感覚、気分といったものが鮮やかに浮かび上がる。” 気分って(笑) 36のお宅拝見。改修はされていても、かつて暮らしていた家の雰囲気が個性(癖?)を放つ。立派なお屋敷から、素朴な小屋的なものまで。志賀直哉旧居(奈良)は、十代の頃に塀の周りをグルグル歩いて外から覗いた印象そのままで懐かしかった。柳田国男の洋館仕立ての家というか書屋が素敵。武者小路実篤の書斎の古びた写真の中に、大きなかぼちゃが写りこんでいてニヤニヤしてしまった。2018/07/06

mura_海竜

43
図書館本。時代に立ち向かった文豪36名。作家が無から発想する・クリエイトしてきた家や生家を写真で紹介。空調などの文明の機器がない質素な日本の家屋。どの家も庭が大きく取られ、四季折々の樹木が並ぶ。縁側も家との境界に設けられ、半屋外空間を形成している。縁側に近い畳に反射した 日光が薄暗い部屋の奥にまで達する。執筆をしていた机や喫煙の品々も並ぶ。どの文豪も万年筆を愛用していた。多くは記念館になっているので近くに行った際は訪れてみたい。2013/09/07

鱒子

28
図書館本。日本の文豪の家を集めた写真本。原稿用紙のデザインが素敵です。日本の文士といえば、あまり裕福な印象はないのですが、皆さん意外にもすっきりと素敵な邸宅に住んでらっしゃったのですね。逆を言えば、そういう家しか残ってないって事かもしれません。現在も残る家を、現在のカメラで撮影した家が多いです。平たく言っちゃうと、記念館ばっかり(^_^;)です。2016/12/12

やどかり

23
当時の様子がわかる写真が多く、見応えあり。堀辰雄の終の住処が素敵だ。別棟に書庫を設けるなど理想の家。正岡子規の家は風情があり、病臥しながらこの庭を見ていたのだろうかと考えた。平屋の日本家屋好きだなー。2019/07/12

冬見

23
36人の文豪の家を紹介。概ね作品のイメージ通りの家で面白かった。志賀、谷崎、堀なんてまさにこんなイメージ。子規の病間から見える景色が素敵。この景色が今も残されているとは、ぜひ足を運びたい。柳田國男の家の外観が可愛い。どの家に住みたいかなあと考えながらページを捲り、内装含めて一番好みだったのは志賀の家だったけど、あまりにも厳粛な雰囲気がして自分には分不相応だなと思った。緊張感しちゃいそう。あの家に住むのが似合うような威厳が足りない……。堀辰雄の書斎のエピソードは目にするたびに切なくてめそめそしてしまう。2018/01/13

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