エネルギーの不都合な真実―原発、バイオ燃料、太陽光・風力発電、天然ガス どの選択が正しいのか

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  • サイズ B6判/ページ数 274,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784767812984
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0040

内容説明

世界の石油はいつ枯渇する?原子力発電の経済性と安全性は?バイオ燃料や風力発電の将来性は?電気自動車、原子力、ソフトエネルギー、ピークオイル、二酸化炭素隔離、植物由来液体燃料、風力発電…広く流布しているエネルギー神話の「誤り」を科学的なアプローチによって解き明かし、今日の議論で抜け落ちがちな「現実」を提示する―将来のエネルギーのあり方を考えるうえで絶好の書。

目次

第1部 過去からの教訓(未来は電気自動車のもの;原子力の電気は計れないほど安い;ソフトエネルギーの幻想)
第2部 ヘッドラインに見る神話の数々(枯渇―ピークオイルとその意味;二酸化炭素隔離;植物由来液体燃料;風力発電;エネルギー移行のペース)
結論―教訓と政策上の留意点

著者等紹介

シュミル,バーツラフ[シュミル,バーツラフ][Smil,Vaclav]
1943年チェコ生まれ。ウィニペグ・マニトバ大学環境学部特別教授。カナダ王立協会フェロー。1965年にプラハのカロリナム大学を卒業したのち、チェコ動乱を機に国を離れ、72年にアメリカ・ペンシルベニア州立大学院で博士号を取得。その後、現職。エネルギーシステム(資源、変換、影響)、環境変化(特に地球規模での生物地球化学的サイクル)、技術進歩の歴史とエネルギー、環境、食料、経済、人口の相互作用など、学際的な研究を続けている

立木勝[タチキマサル]
大阪府公立中学・高校の教諭、英会話学校職員を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

放蕩長男

9
エネルギーには神話があります。的外れで非現実的なのに、多くの人々が信じてしまう神話が。エコロジーの面から電気自動車が主流になるという噂が立ったのは、いつの話でしょう。それは今、ガソリン車に成り替わる兆しを見せているでしょうか。原子力発電は立ち上げ当初、電気料金を信じられないレベルまで下げると喧伝されました。その真偽は、言うまでもありません。真剣に、現実的にエネルギーと向かい合うためのヒントが散りばめられた一冊でした。2016/10/16

まめタンク

3
2019年257冊目。 内容は非常にいいですが、日本語に翻訳された本はこの本1冊のみなので、著者がエネルギー問題に対して具体的にどんな解決策を持っているかについての詳細は分からないです。一応、本書では原発が選択肢の一つではないか?という事は書いてありますが、、。ビルゲイツ氏が敬愛する著者の1人ですが、作品がもっと日本語に翻訳されると嬉しいです。2019/10/18

GASHOW

3
人類のエネルギーをどうしてゆくかは問題だ。石油は将来枯渇する可能性がある。原子力は、お金がかかりすぎるし危険だ。国民の健康を大事に思う国には使えない。日本の政府は、国民を家畜と考えているに違いない。再生可能エネルギーは、必要な量を確保できない。電気自動車は高すぎる。本当に正解がない。2018/06/02

よく読む

2
電気自動車も原子力発電も風力発電も実はだめ。代替エネルギーがそれまで以上の火力にたより二酸化炭素を排出するなら意味がない。しかし、たくみなデータ操作や流行によってそのことが忘れられている。2017/07/08

tankaru

2
結論は、まあ分からなくもない。明確な主張は、リスク共有の上での原子力推進くらいで、あとは現状改善ってところか。でも、新しい取り組みの欠点をあげつらっているばかりで、あまり定量的な議論になってないんだよな。定量性に欠けるので、結論の強度がない。2013/10/16

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