出版社内容情報
紆余曲折をたどる日韓関係や、容易に先が読めない北朝鮮の動向をどうとらえるべきか。
政治・外交安保・経済・社会の各分野の第一人者たちが、今後を見通す材料を提供する。
さまざまな問題を抱える日韓関係や容易に動向が読めない北朝鮮への関心は高い。韓国と北朝鮮の両国について、政治・外交安保・経済・社会の各分野に精通する専門家が、表層的・煽動的なメディアの報道では見えてこないこれまでの両国の国内情勢、ポスト安倍時代の日本との関係の方向性を予測する。
目次
第1章 「ろうそく革命」後の韓国政治―文在寅政権の回顧と尹錫悦政権の課題
第2章 文在寅政権の安保政策の展開
第3章 日韓関係の現状分析と未来の展望
第4章 変化する韓国社会―コロナ危機で加速する超少子高齢化
第5章 金正恩政権の権力構造の変遷
第6章 金正恩政権の外交戦略と日本
第7章 米朝協議と「朝鮮半島非核化」概念―「非核地帯化」への回帰
第8章 北朝鮮経済における「連続と断絶」―歴代「路線」を通じた動態的把握の試み
第9章 金正恩時代の経済改革―政権の正統性を支える「人民大衆第一主義政治」
著者等紹介
西野純也[ニシノジュンヤ]
慶應義塾大学法学部教授。東アジア国際政治、現代韓国朝鮮政治、日韓関係。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得、延世大学大学院博士課程修了。政治学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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