なぜ男女の賃金に格差があるのか―女性の生き方の経済学

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なぜ男女の賃金に格差があるのか―女性の生き方の経済学

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766428476
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0033

出版社内容情報

女性たちはどのように「家族」と「仕事」を選択してきたのか。

ウーマンリブ、「静かな革命」、リリー・レッドベター公平賃金法など、20世紀以降を振り返りながら、各職業のデータを経済分析し、女性の賃金の上昇を阻む原因を抉り出す。

アメリカのみならず世界の先進国の男女の「働き方」を見直すきっかけとなる一冊。

内容説明

女性たちの100年闘争。ジェンダー平等が進んできた現在でも残る男女格差。その構造を歴史と詳細なデータから解き明かす。

目次

第1章 キャリアと家庭の両立はなぜ難しいか―新しい「名前のない問題」
第2章 世代を越えてつなぐ「バトン」―100年を5つに分ける
第3章 分岐点に立つ―第1グループ
第4章 キャリアと家庭に橋をかける―第2グループ
第5章 「新しい女性の時代」の予感―第3グループ
第6章 静かな革命―第4グループ
第7章 キャリアと家庭を両立させる―第5グループ
第8章 それでも格差はなくならない―出産による「ペナルティ」
第9章 職業別の格差の原因―弁護士と薬剤師
第10章 仕事の時間と家族の時間
エピローグ 旅の終わり―そしてこれから

著者等紹介

ゴールディン,クラウディア[ゴールディン,クラウディア] [Goldin,Claudia]
ハーバード大学ヘンリー・リー経済学教授。経済史家であり労働経済学者。研究テーマは、女性の労働力、所得における男女格差、所得不平等、技術革新、教育、移民など多岐にわたる。2013年にアメリカ経済学会会長、2000年に経済史学会会長を務める。米国科学アカデミー会員。著書The Race between Education and Technology(L・カッツとの共著)で、2008年R.R.ホーキンス賞を受賞

鹿田昌美[シカタマサミ]
国際基督教大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

re;

25
ノーベル賞を受賞したゴールディン氏の著書。男女の賃金に差があるわけではなく、子供を持つこと(ライフスタイルの差)でその賃金に格差が現れる。という当たり前のことを、歴史に基づいてきちんと研究、分類し、数値をもとに証明したことに意義はあるが、事実だけを述べていても、言外に女性の幸せや、生き方、平等についての著者の主張が滲んでおり、読み方を間違える人が続出するように感じた。それを世界(世間)が切り抜きだけみて、どう曲解するかまで考慮して発信されるべきだと思った。2024/01/07

katoyann

20
昨年、ジェンダー経済格差の研究功績が称えられ、ノーベル経済学賞を受賞した著者がジェンダー格差の歴史を記述しつつ、その要因を分析した研究書。本邦初の翻訳書であり、コロナ禍の女性労働者の実態まで分析されている。ピルの解禁が女性の就労継続を促進したという研究知見が分かりやすい。概略的に言えば、男女間賃金格差の原因は結婚した女性に育児を中心としたケア役割が求められるため、労働時間が男性より短くなることにあるという。労働時間が短いほど業績を上げにくくなるという訳だ。家庭内性別分業の課題が残されたままである。2024/05/13

Mc6ρ助

18
『時間当たりの賃金が労働時間数とともに上昇すれば、労働時間を増やすインセンティブが働きやすくなる。賃金上昇が十分に高ければ、・・両方の親がすべての育児をベビーシッターに委託することはできない(そして通常、委託したくない)ことを考えると、・・一方の親は会社で働く時間を減らし、家で過ごす時間を増やすことになる。(p241)』ペアの協業が男女格差を生むってケア労働が市場化されてないから。配偶者の収入がケア労働者の労働価値に反映されるにしろされないにしろ、煎じつめれば労働の価値に差をつけることは非論理的と相成る。2023/06/20

香菜子(かなこ・Kanako)

17
なぜ男女の賃金に格差があるのか:女性の生き方の経済学。クラウディア・ゴールディン先生の著書。男女の賃金に格差があるとしたらそれはジェンダー不平等。ジェンダー不平等をなくすためには男女の賃金の格差をなくさないと。男女の賃金の格差をなくすことを法律で定めるくらいしないと日本はいつまでたってもジェンダー平等後進国になってしまうのかな。2024/05/01

kitten

14
奥さんの蔵書から。昨年、ノーベル経済学賞を受賞したゴールディンの著作。アメリカで過去100年の間に、どのように女性が社会進出してきたか。それでもうまらない男女の賃金格差の原因は。著者の考えはおおむね納得できる。ただ、この本は基本アメリカの話で、日本には当てはまらない、と言いたいところだが、日本の方がもっと酷いので何とも。結局、子育てのところでどうしても差がついてしまうのね。私が思う単純な解決策は、キャリアを望む女性は、そうでない家庭的な男性を結婚相手に選ぶことでうまくいくのでは?2024/02/09

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