出版社内容情報
▼サエズ、ズックマンなどピケティの共同研究者をはじめ、世界トップクラスの経済学者が格差論を論じあう。
▼格差をなくすための具体的思索から哲学・政治論まで幅広く議論する。
▼喫緊の課題である格差への問題意識を共有し、未来への提言を行う。
ピケティ『21世紀の資本』以降、格差をめぐって理想論や抽象的な正義の問題ではなく、具体的な対策が期待されるようになってきた。その役割として政府による政策の力が見直されるようになってきた。
世界トップレベルの経済学者を中心に、格差の現状、その弊害から具体的な政策論の意見を闘い合わせたシンポジウムの記録。
内容説明
解決策はある!「格差」問題の事実・本質を洗い出し、その具体的な対策を徹底的に論じる。
目次
1 状況の展望
2 倫理と哲学の次元
3 政治の次元
4 人的資本の分配
5 貿易、アウトソーシング、海外投資に対する政策
6 金融資本の(再)分配
7 技術変化のスピードと方向性に影響を与える政策
8 労働市場についての政策、制度、社会規範
9 労働市場ツール
10 社会的セーフティネット
11 累進税制
著者等紹介
ブランシャール,オリヴィエ[ブランシャール,オリヴィエ] [Blanchard,Olivier]
ピーターソン国際経済研究所シニアフェロー。マサチューセッツ工科大学(MIT)経済学部ロバート・M・ソロー名誉教授。IMFでチーフエコノミストを務める
ロドリック,ダニ[ロドリック,ダニ] [Rodrik,Dani]
ハーヴァード大学ケネディスクール校国際政治経済学フォード財団教授
月谷真紀[ツキタニマキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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