格差と闘え―政府の役割を再検討する

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格差と闘え―政府の役割を再検討する

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766428056
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C3033

出版社内容情報

▼サエズ、ズックマンなどピケティの共同研究者をはじめ、世界トップクラスの経済学者が格差論を論じあう。

▼格差をなくすための具体的思索から哲学・政治論まで幅広く議論する。

▼喫緊の課題である格差への問題意識を共有し、未来への提言を行う。



ピケティ『21世紀の資本』以降、格差をめぐって理想論や抽象的な正義の問題ではなく、具体的な対策が期待されるようになってきた。その役割として政府による政策の力が見直されるようになってきた。

世界トップレベルの経済学者を中心に、格差の現状、その弊害から具体的な政策論の意見を闘い合わせたシンポジウムの記録。

内容説明

解決策はある!「格差」問題の事実・本質を洗い出し、その具体的な対策を徹底的に論じる。

目次

1 状況の展望
2 倫理と哲学の次元
3 政治の次元
4 人的資本の分配
5 貿易、アウトソーシング、海外投資に対する政策
6 金融資本の(再)分配
7 技術変化のスピードと方向性に影響を与える政策
8 労働市場についての政策、制度、社会規範
9 労働市場ツール
10 社会的セーフティネット
11 累進税制

著者等紹介

ブランシャール,オリヴィエ[ブランシャール,オリヴィエ] [Blanchard,Olivier]
ピーターソン国際経済研究所シニアフェロー。マサチューセッツ工科大学(MIT)経済学部ロバート・M・ソロー名誉教授。IMFでチーフエコノミストを務める

ロドリック,ダニ[ロドリック,ダニ] [Rodrik,Dani]
ハーヴァード大学ケネディスクール校国際政治経済学フォード財団教授

月谷真紀[ツキタニマキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Francis

14
ブランシャール、ロドリック、アセモグル、サマーズ、サエズ、マンキューら著名な経済学者が集まって2019年に格差について行われたカンファランスでの議論をまとめたもの。どの議論も興味深い。ヨーロッパの社会保障がは給与税(社会保険料)と付加価値税(日本の消費税)が税収の大半を占める事、格差が広がると右派政党は移民や少数派への敵意を煽る事で支持を得ようとするが、格差に対する現実的な解決策は提示しない、などとの議論が印象に残った。2023/02/07

moon-shot

5
これは良書。単なる分析に留まらず、思っていたより遥かに実践的な提言集でした。白熱したのが「資産課税」で、ピケティ派とアンチ・ピケティ派できれいに見解が分かれて読む方も興味津津。「資本家から資本主義を守る必要がある(アギオン 第18章)」も突き刺さる。確かに今の資本主義は自家中毒状態だ。「アメリカで最も低賃金で不安定な仕事の一部は、ほぼ間違いなく最も重要な仕事だ(エルウッド 第23章)」も本当にその通りで、なぜそうなるのか。個人に質の良い仕事を与えることを国の責務とする「連邦雇用保障」。ぜひ実現してほしい。2023/07/31

takao

3
ふむ2023/01/10

鬼山とんぼ

2
いい本だが論点の中心が米国に偏っており、縁の薄い日本の一般読者にとっては歯応えがありすぎと感じた。米国独自の「勝者が総取り、負けた者弱い者は放置」という社会の在り方は、聖書至上主義のルター派の変形発展版である米国キリスト教と奴隷制の歴史が根底にあり、そこに根差した格差の構造は簡単には改変できない。それで副題の「政府の役割」を強調しているのだろう。私自身は諸悪の根源は共和党と宗教右派の結託にあり、パレスチナ問題の深刻さも同根と見ているが。若い学生には頑張る意味があるだろうが65歳の私は精読するのを放棄した。2023/11/27

スコットレック

2
経済学者の方々が各テーマに沿って、格差の問題、そのための解決策を論じています。各章が短めなので読みやすい。各経済学者の方達の対談形式にした方が、はるかにわかりやすく、さらなる問題点と解決策を浮き彫りにできたのではないかと思うのですが・・。2023/08/16

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