内容説明
マクロ経済の日々の変化をどう読み解くか、経済統計の歴史を繙き未来を描く。経済活動の把握に挑んだ人々の紆余曲折の歴史を辿りつつ、SNA諸勘定の理論と構造を体系的に説明。実物経済への影響力をますます強める金融市場の動きを精緻に捉えるべく、新たなマクロ経済統計のあり方を考察する。
目次
第1部 経済統計の誕生と発展(経済統計の歴史;国民経済勘定体系)
第2部 SNA諸勘定の理論と構造(国際収支表・対外資産負債残高表―対外フロー法の基礎勘定;産業連関表―プロダクトフロー法の基礎勘定;資金循環勘定―資金フロー法の基礎勘定)
第3部 国民経済勘定体系の課題と展望(プロダクトフロー法に立脚した国民経済勘定体系としてのSNA;資金フロー法に立脚した国民経済勘定体系の構築)
著者等紹介
辻村雅子[ツジムラマサコ]
立正大学データサイエンス学部准教授。1998年慶應義塾大学商学部卒業、2003年同大学院商学研究科博士課程単位取得退学、2016年博士(経済学)学位取得。2003~2009年和洋女子大学人文学部国際社会学科講師、2003~2018年慶應義塾大学通信教育部講師、2005年~同大学産業研究所研究員、2016~2021年立正大学経済学部特任講師、2021年より現職
辻村和佑[ツジムラカズスケ]
慶應義塾大学名誉教授、明星大学常勤教授。1976年慶應義塾大学商学部卒業、1981年同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、2009年博士(商学)学位取得。1979~1985年慶應義塾大学経済学部助手、1985~1997年助教授、1997~2019年教授。この間1982~1984年オックスフォード大学でAndrew Graham教授に師事、2001~2005年慶應義塾大学産業研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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