出版社内容情報
中国共産党中央の熾烈な権力闘争の下で、
労働者が生活を守られ、国民として統合されたのはなぜか。
労働者統合の組織「工会」を事例に、
人びとの生活を守る「安定化装置」がどのように機能したのかを探る、注目の書。
内容説明
中国共産党中央の熾烈な権力闘争の下で、労働者が生活を守られ、国民として統合されたのはなぜか。労働者統合の組織「工会」を事例に、人びとの生活を守る「安定化装置」がどのように機能したのかを探る、注目の書。
目次
序 中国における重層的権力構造と生活者の統合―本書の主題
第1部 社会主義国家建設期の工会建設と労働者の統合(一九五〇~六〇年代)(国家建設と労働者の統合;社会主義化と労働者の統合をめぐる四つの対立;社会主義国家建設期の地方における労働者の統合―浙江省の事例)
第2部 改革開放期の工会建設と労働者の統合(一九八〇年代)(改革開放と労働者の統合;改革開放期の地方における労働者の統合―浙江省の事例)
結語
著者等紹介
小嶋華津子[コジマカズコ]
慶應義塾大学法学部教授。1970年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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