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出版社内容情報
▼西田哲学のエッセンスを解き明かす。
急激な近代化を背景に新たな日本の哲学を構築する必要性に迫られた西田は、いかに「人生の問題」を哲学的課題として生涯、考究し続けたのか?
本書は『善の研究』から『哲学論文集』まで代表作を順に読み解くことで、実在の論理を徹底的に追究し、「いかに生き、いかに死ぬか」という問題を究極まで突き詰めようとした西田哲学の核心に迫る。
内容説明
「いかに生き、いかに死ぬか」西田は、実在の論理を徹底的に追究することで、「人生の問題」を究極まで突き詰めようとした。代表著作からその思索の軌跡をたどり、西田哲学の核心に迫る。
目次
序 西田幾多郎と同時代の読者たち
第1章 意識と論理のあいだ―西田哲学の原点
第2章 矛盾を包むものの追究―場所の論理
第3章 私は私に於てある―自覚と自己
第4章 迷える自己が見えてくる―一般者の自覚的体系
第5章 裏から表を見る―絶対無の自覚
第6章 世界の方から考える―弁証法的世界
第7章 生か死か―絶対矛盾的自己同一
終章 現代世界における哲学と生死の問題
著者等紹介
氣多雅子[ケタマサコ]
1953年静岡市生まれ。現在、京都大学名誉教授。日本宗教学会元会長。専門は宗教哲学。1982年京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。1998年京都大学博士(文学)。2000年より京都大学文学研究科教授、2018年3月京都大学を定年退職。1992年『宗教経験の哲学』(創文社)で日本宗教学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。