内容説明
主張過程固有の規律とは何か。その実効化を解明する。現在、当事者の主張過程には固有の規律が模索されている。実効的な主張規律が存在するアメリカ法を比較法的対象とし、わが国に適した規律、そして実務における当事者および訴訟代理人の主張活動を効果的に律することのできる規準として主張規律を考察する気鋭の研究。
目次
序章 本研究の目的
第1章 アメリカ法における主張の意義
第2章 虚偽陳述の規制
第3章 主張の裏づけ義務
第4章 原告主張の不備に基づく請求棄却の法理
第5章 否認および不知陳述の規制
第6章 日本法における解釈論と運用上の課題
著者等紹介
金美紗[キムミサ]
1986年生まれ。慶應義塾大学法学部専任講師(民事訴訟法)。慶應義塾大学法学部政治学科飛び級退学、慶應義塾大学大学院法務研究科修了、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。LL.M.(ニューヨーク大学)。博士(法学)(慶應義塾大学)。司法修習生、慶應義塾大学法学部助教、コンスタンツ大学訪問研究員を経て、2019年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。