大正デモクラットの精神史―東アジアにおける「知識人」の誕生

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大正デモクラットの精神史―東アジアにおける「知識人」の誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766426465
  • NDC分類 309.021
  • Cコード C3010

出版社内容情報

▼大正デモクラシー期に活躍した日本の知識人=大正デモクラットたちの、中国を中心とした東アジアにおける思想的交流を丹念に描く。

▼戦後、いわゆる「オールド・リベラリスト」というレッテルを貼られることになった彼らが、戦後民主主義にはたした役割を再検討する。



1910年代後半、東アジアにおいて「知識人」という社会集団が輪郭をあらわすようになる。本書では吉野作造を中心とする学術団体「黎明会」の面々や、河上肇、朝河貫一ら大正デモクラットが、ナショナリズムに目覚めはじめた中国知識人たちとどのような思想的交流を展開したのか、そして小泉信三、高橋誠一郎といった「オールド・リベラリスト」たちが、どのような「理想」をもって戦後改革に参与したのかを生き生きと描き出す。

内容説明

大正デモクラシー期に日本で誕生した「知識人」=大正デモクラットたちは、国家の枠組みをこえた連携を志向し、中国をはじめ東アジアの知識人と豊かな思想的交流をかわしていた。日本の戦後民主主義にも大きな影響を与えた彼らの知的格闘を生き生きと描き出す力作。「公共知識人」の群像。

目次

第1部 大正デモクラットと中国(吉野作造と中国知識人―キリスト教をめぐる「連帯」と「離反」;福田徳三と中国知識人―「共感」と「反感」のはざまで;河上肇と中国知識人―マルクス主義の「変奏」;堀江貴一と張公権―挫折した自由貿易主義の理念;今井嘉幸と李大〓―アジア主義の同床異夢;朝河貫一と胡適―祖国の「民主」を求めて)
第2部 大正デモクラットと戦後民主主義(小泉信三と戦後天皇制―君主をめぐる公と私;高橋誠一郎と戦後文化・教育行政―連続する「協同」理念)

著者等紹介

武藤秀太郎[ムトウシュウタロウ]
新潟大学経済学部准教授。早稲田大学政治経済学部卒業。総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。学術博士。専門は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

17
本書に登場する大正デモクラットは、吉野作造、福田徳三、河上肇、堀江貴一、今井嘉幸、朝河貫一、小泉信三、高橋誠一郎。「黎明会」の活動を契機に東アジアの知識人との繋がりが広がり、特に日中の思想家が密接に交流した実態を描いている。交流が途絶えた要因の一つに日中の知識人のキリスト教に対するスタンスの違いをあげており、これは参考になった。◆胡適と日本人の交流に関する部分で、ジェローム・グリーダーの『胡適』の内容を確認したかったのだが、図書館本のため手元にない。図書館本に依存しているとこういう事態によく直面する。2020/11/17

kure

0
東アジアにおいて1910年代から1920年代にかけて新たに誕生した「知識人」階級の日中間の交流について主に扱っている。結論でも記されているように、大正デモクラットの中国の知識人との交流は従来見逃される傾向があったが、本書ではこの文脈においてあまり注目されていなかった人物らの国境を超えた交流についても十分に研究されていて興味深い。2020/06/11

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