1989〈下〉―ベルリンの壁崩壊後のヨーロッパをめぐる闘争

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1989〈下〉―ベルリンの壁崩壊後のヨーロッパをめぐる闘争

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766426229
  • NDC分類 230.7
  • Cコード C0030

内容説明

1989年は、「歴史の終わり」だったのか―。もし東ドイツが中国共産党政権と同様に、市民の抗議デモへの武力鎮圧を強行していたならば、もし西ドイツが東ドイツの編入を拒否していたならば、もし西側諸国がゴルバチョフの「ヨーロッパの共通の家」構想を受け容れていたならば、ヨーロッパにはいかなる未来が待ち受けていたのか。KGB諜報員として東ドイツで壁の崩壊に立ち会い、やがてソ連崩壊の屈辱を味わったプーチンは、その時、何を心に誓ったのか。冷戦後の世界秩序をめぐる大国間の覇権争いを鮮やかに描き出し、数々の学術賞に輝いた歴史ノンフィクション、遂に刊行。

目次

第4章 プレハブ型の勝利(安全保障問題の解決策―二と四を合わせるとNATOになる;政治的解決策―ドイツ連邦共和国基本法第二三条 ほか)
第5章 建設許可を手に入れる(最初のアメ―資金提供;ワシントン首脳会談 ほか)
結論 一九八九年から一九九〇年の遺産(別の可能性;さまざまな結果)
新版のためのあとがき―一九八九年から一九九〇年への再訪とNATO拡大の起源(色褪せる記憶;ありがたくない便りを届ける ほか)

著者等紹介

サロッティ,メアリー・エリス[サロッティ,メアリーエリス] [Sarotte,Mary Elise]
ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)Marie‐Jos´ee and Henry R.Kravis講座特別招聘教授(DP)。ハーヴァード大学ヨーロッパ研究センター研究員。外交問題評議会(the Council of Foreign Relations)メンバー。ハーヴァード大学歴史・科学部卒業後、イェール大学にてPh.D.取得。『1989―ベルリンの壁崩壊後のヨーロッパをめぐる闘争』とThe CollapseはFinancial TimesのBooks of the Yearに輝いている

奥田博子[オクダヒロコ]
関東学院大学教授。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。ノースウエスタン大学にてPh.D.取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

5
翻訳は2019年刊。原著初版は2009年刊で、2014年に改訂。「ベルリンの壁」が1989年に崩壊し、東西ドイツは1990年に統一する。統一を巡る国際関係を詳細にあとづける。「壁」崩壊後には東西ドイツ・欧州の今後について様々な構想があった。現実になったのは、西ドイツ首相コール主導の「プレハブ」式だった。出来合いの材料を組み立てたという意味だ。NATO、EC、市場経済、西独憲法といった、西側で実証済みの組織や規範が東側に拡大された。米国大統領だったブッシュが認めたことも大きい。「プレハブ」という命名が秀逸。2019/10/07

K

0
上巻から読んでくると史料的な記述が続き(ここまで纏めあげるのはそれはそれでもちろんすごい)疲れましたが…西ドイツの通貨、憲法、同盟などを東に持ち込むフォーマットを、様々なパーツを突貫工事で組み合わせる「プレハブ」型と呼んでいる。時間的制約の中、国内で権勢を失ったゴルバチョフの国際舞台での発言権も弱まったのにも乗じて、「自分たちのことは自分たちで決め」たかったドイツが現実的に選べたのは吸収合併みたいな道だったのか。いま旧東独を中心にAfDが支持を拡大しているのにも繋がっているのかな…2019/11/08

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