慶應義塾大学三田哲学会叢書<br> 裁判員の判断の心理―心理学実験から迫る

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慶應義塾大学三田哲学会叢書
裁判員の判断の心理―心理学実験から迫る

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  • サイズ B40判/ページ数 106p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784766426052
  • NDC分類 327.67
  • Cコード C0311

出版社内容情報

人の感情はどのように人を裁くのか?

心理学の実証データから、揺れ動く裁判員の心理を探る。



裁判員裁判が始まっておよそ一〇年。

法律家でない一般人が人間を裁くことの難しさに対して、

様々な議論や研究が行われてきた。

本書では実験心理学の実証データを用い、

感情が判断に及ぼす影響を分析。

裁判員裁判の問題点と改善の糸口を探る。



慶應義塾大学三田哲学会叢書

三田哲学会は創立100年を機に、専門的な研究成果を「生きられる知」として伝え、 公共の中に行き渡らせる媒体として本叢書の発刊を企図した。

シリーズ名は、ars incognita アルス インコグニタ。

ラテン語で「未知の技法」を意味する。

単なる知識の獲得ではなく、新たな「生きる技法としての知」を作り出すという精神を表現している。

内容説明

裁判員裁判が始まっておよそ一〇年。法律家でない一般人が人間を裁くことの難しさに対して、様々な議論や研究が行われてきた。本書では実験心理学の実証データを用い、感情が判断に及ぼす影響を分析。裁判員裁判の問題点と改善の糸口を探る。

目次

第1章 裁判員裁判における心理的問題(裁判員制度の概要;裁判員制度のQ&A―心理学の視点から;陪審制との比較から見た裁判員制度の問題点;感情が裁判員の有罪無罪判断に及ぼす影響;事実認定判断と量刑判断―手続二分論をめぐる議論;二重過程理論)
第2章 実験的研究1 被害者遺族の意見陳述の影響
第3章 実験的研究2 説示の影響
第4章 実験的研究3 感情の役割と感情制御
終章 統括とこれからの課題

著者等紹介

伊東裕司[イトウユウジ]
1955年生。慶應義塾大学文学部教授。1982年、慶應義塾大学大学院社会学研究科単位取得退学。博士(心理学)。専門は認知心理学(特に人間の記憶の研究)、司法心理学(特に目撃記憶の信頼性、裁判員の判断)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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じゅんじゅん

5
裁判員の判断が、何に影響を受けるかを研究した論文集。私は裁判の流れを知らなかったので、その部分を含めて色々と学べた。被害者やその方の近親者の主張は、刑の重さを考える際の材料であり、有罪か無罪かを考える際には考慮してはいけないらしい。この研究では、その主張が有罪か無罪かの判断に影響を与えてしまう可能性を示唆している。裁判員制度は司法に市民の持つ常識を取り入れる目的ではあるが、現状では被害者の立場で考えてしまう人が多いのではないかと思う。最近では、話題に上がっていないが今後の制度の発展に興味を持てた。2019/09/09

大熊真春(OKUMA Masaharu)

1
放送大学面接授業「捜査・裁判の心理学」の参考書。著者が講師。 裁判員裁判の問題が少しわかる。 2023/10/13

おやぶたんぐ

1
感情が裁判員の有罪無罪判断に及ぼす影響を主なテーマとして、幾つかの実験を基に一定の総括を示す。少なくとも、放置してよい話ではないだろう。また、思考の二重過程理論ー認知心理学の知見としてこれまでにも幾つかの本で触れた人間の認知過程ーバイアスの問題も、本書の指摘どおり今後の検討を要すると思われる。2023/01/22

抹茶ケーキ

0
裁判員制度に関する心理学的研究。序論を除けばすでに出版されている論文を訳しただけなので、あんまり意味ないんじゃないかとはちょっと思った。元の論文が英語なので英語苦手な人にとってはいいのかもしれないけど。2019/06/21

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