慶應義塾大学教養研究センター選書<br> 『修身論』の「天」―阿部泰蔵の翻訳に隠された真相

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慶應義塾大学教養研究センター選書
『修身論』の「天」―阿部泰蔵の翻訳に隠された真相

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  • サイズ B6判/ページ数 117p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766425994
  • NDC分類 375.35
  • Cコード C0337

出版社内容情報

▼明治期の翻訳教科書から、教育の歴史をひも解く。



明治期、近代的知識の導入にあたり、先進国の教科書が多数翻訳された。その一つ『修身論』は、ウェーランド著『道徳科学要論』を原本とし、道徳や聖書に関する倫理理論と共に、基本的人権・自由主義・平等主義に基づく近代社会制度を論じた。訳者の阿部はこれら近代的倫理観をいかに訳したのか。明治教育史の一端を明らかにする。

目次

第1章 近世から近代へ―「文明開化」と「学制」の夢(国家の近代化:「智識を世界に求める」;教育の近代化:「必ず邑に不学の戸なく家に不学の人なし」)
第2章 アメリカから日本へ―ウェーランドと福澤諭吉の出会い(ウェーランドと『道徳科学要論』:新世紀のための思想;福澤諭吉と『道徳科学要論』:原書の影響、訳書の普及)
第3章 英語から日本語へ―阿部泰蔵のジレンマ(阿部泰蔵と『修身論』:キリスト教の消失;阿部泰蔵の訳し方:「読む人にわかるように」)
第4章 Godから「天」へ―知らぬ神より馴染みの「天」(「天」の同質的要素;「天」の異質的要素;「天」の限界:排除された要素)
第5章 『修身論』の「天」―その意味と機能

著者等紹介

マルティン,アルベルト・ミヤン[マルティン,アルベルトミヤン] [Mart´in,Alberto Mill´an]
慶應義塾大学経済学部専任講師。1982年にミヤン家とマルティン家の間に生まれ、スペイン・マヨルカ島出身。バルセロナ自治大学翻訳通訳学部卒業。上智大学比較文化学部に一年留学。日本政府JETプログラムの国際交流員として山口県立大学に一年勤務後、大阪大学大学院言語文化研究科で博士号を取得。博士(大阪大学、日本語・日本文化、2011年)。同志社大学グローバル地域文化学部助教を経て現職。福澤研究センター所員。専門分野は日本研究(幕末維新・教育思想史)、翻訳学(翻訳論・翻訳史研究)、スペイン語学(歴史言語学・記述文法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぱでぃんとん

0
大衆受けを心がけて翻訳したことがよく伝わる。英語だけでなく聖書や儒教に精通していたからこそできる翻訳。明治時代の翻訳が一つの翻訳学の研究対象として成立しているのも納得。2022/04/30

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