音楽の哲学入門

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音楽の哲学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766425888
  • NDC分類 760.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

音楽がなければ人生は過ち?



アメリカの気鋭の研究者による、音楽の哲学および芸術の哲学の入門書。

単なる音と音楽の違い、音楽鑑賞に必要な知識、音楽と情動の関係、音楽経験がもたらすスピリチュアリティなど、古くから哲学・美学で議論されてきた問題をとりあげ、音楽を哲学的に考察する。

ベートーヴェン、ハイドン、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、キング・クリムゾン、マイルス・デイヴィスやジャコ・パストリアス、ラヴィ・シャンカル――クラシックからポピュラー音楽まで、豊富な例とともに音楽の本質に迫る。

内容説明

本書は、アメリカの気鋭の研究者による、音楽の哲学および芸術の哲学の入門書である。単なる音と音楽の違い、音楽鑑賞に必要な知識、音楽と情動の関係、音楽経験がもたらすスピリチュアリティなど、古くから哲学・美学で議論されてきた問題をとりあげ、音楽を哲学的に考察する。―クラシックからポピュラー音楽まで、豊富な例とともに音楽の本質に迫る。

目次

第1章 耳に触れる以上のもの―音楽と芸術(鳥の歌;音楽であるもの/音楽的なもの ほか)
第2章 言葉とともに/言葉なしに―理解して聴く(教養なき知覚;純粋主義 ほか)
第3章 音楽と情動(しるしとシンボル;表出と表出的性格 ほか)
第4章 超越へといざなうセイレーンの声(実在の語りえなさ;美から崇高へ ほか)

著者等紹介

グレイシック,セオドア[グレイシック,セオドア] [Gracyk,Theodore]
1984年にカリフォルニア大学デービス校で哲学の博士号を取得。1986年よりミネソタ州立大学ムーアヘッド校の哲学部・助教授、1991年より同校の准教授を経て、1997年から同校の教授。2013年よりThe Journal of Aesthetics and Art Criticismの共同編集長、2014年よりBritish Journal of Aestheticsの編集委員を務める。主な専門は音楽美学、芸術哲学、現代哲学史

源河亨[ゲンカトオル]
2016年に慶應義塾大学にて博士(哲学)を取得。現在は、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)、慶應義塾大学および日本大学芸術学部非常勤講師。専門は心の哲学、美学

木下頌子[キノシタショウコ]
桐朋学園大学音楽学部卒。2018年に慶應義塾大学文学研究科博士課程を単位取得退学し、現在は同大学通信教育部非常勤講師。専門は言語哲学、哲学方法論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

16
☆4.5。かなり読むのに苦労したが、なんとか読めた。で、感想だが、ちょいと不満。著者が音楽について限定しすぎているような気がしてならない。音楽演奏者だけじゃなく、その回りの環境すべてを取り巻いた「音楽」または「音」論が最近出てきているが、あくまで演奏者が奏でる「音楽」に限定している。では水琴窟(すいぎんくつ)はどう考える?p37のオノヨーコ「トイレット・ピース」を音楽と認めている所をみると、音楽なのだろう。分からないが。まあ、それ以外の部分としては十分満足。面白いです。シャッグスが出てきたのにはビックリ。2019/05/20

ゆとにー

15
音楽は言語的に記述しうる知識も総動員しつつ、文化的背景も含めて鑑賞しなければ聴けているとは言わない、という立ち位置。そうした基礎の上で崇高な音楽を、言語に捉えきれない経験の質を持つという意味に加え、圧倒的な経験を齎すという意味での二重の語り得なさを持つものであるとする。正直イマイチだった。オルタナティブがあるわけではないが、独断で議論を進めているように見受けられる部分がある点、議論の補強に現実に皆が好んでいるから正しいのだと言ってしまう点、そういうスタイルに自覚的でなさそうな在り方に疑問を感じてしまう。2019/07/29

1959のコールマン

11
点数は保留。哲学の本なのか音楽の本なのか今一よ~~~く分からない本。お前の読み方が悪いんだと言われればそれまでなんだが・・・。初心者向けの本であるので、つっかえもせずすらすら読める。だが内容が・・・。「だからなんなんだ?」と言いたくなる、当たり前のことをクチャクチャかき回しているような・・・。まあ、あくまで私の極私的な感想なので、読める人はちゃんと読めるんだろう。ワタクシはダメだったのでもう一度熟読してみる。2019/04/20

CCC

10
音楽を聴いている時、どこまで音楽そのものを聴いているのか。背景の情報の影響はどのくらい強いのか、という問題は前々から気になっていたが、それが取り上げられていて良かった。音楽の価値についていろいろ前提を立てようとした過去の言説を取り上げ、その言説が取りこぼしている例を考えるような形の話が多かった。ちなみに定義論もしっかりやっているが、ジョン・ケージは出てこなかった。ちょっと意外。2022/07/04

センケイ (線形)

5
私たちが音楽から何を受け取っているのか、が示されるのが大変うれしい。これまでの音楽の文脈と、その形式の更新との間に魅力が見いだせるという議論は、まさしく自分が音楽を楽しむために漠然と探していた議論だ。また、音楽は言葉で表現できないことさえ表現できるのか?という議論では、ガンの群れの複雑な動きが総体としてしか看取できないことを参照しており、これが面白い。自分の自己組織化への興味とも繋がる。確かに、近しい概念を紙一重で区別するような難読の箇所もあるが、訳注が手厚く助けてくれるおかげで楽しく読むことができた。2019/05/18

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