世界を読み解く一冊の本<br> 旧約聖書―“戦い”の書物

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世界を読み解く一冊の本
旧約聖書―“戦い”の書物

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766425635
  • NDC分類 193.1
  • Cコード C0300

出版社内容情報

▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(全10巻)、第七弾。

▼人類普遍のベストセラー、旧約聖書はいかにして生まれたのか。



旧約聖書の構成と成立を概観し、その背後に潜む激動の古代イスラエル史と聖書が描く歴史を、考古学・聖書学の知見に基づき対比。

著者たちが「言葉」を武器に繰り広げた思想史上の〈戦い〉を鮮やかに読み解く、刺激的な一冊。

内容説明

旧約聖書はどのようにして生まれ、人類のベストセラーとなりえたのか。書物としての成立をたどり、テクストが描く「歴史世界」と激動の古代イスラエル史を対比させ、著者たちが「文字」のもつ信頼性を武器に、自らのアイデンティティを懸けて繰り広げた思想史上の“戦い”を考古学・聖書学の知見に基づき鮮やかに読み解く。

目次

1 旧約聖書のなりたち
2 「イスラエル」誕生をめぐる“戦い”―原イスラエルとは
3 神のアイデンティティをめぐる“戦い”―われわれの神は誰か
4 「真のイスラエル」をめぐる“戦い”―北イスラエル王国滅亡後
5 祭司の正統性をめぐる“戦い”―どちらの地位が上か
6 「神の言葉」をめぐる“戦い”―預言者対祭司・書記
7 結婚をめぐる“戦い”―「国際結婚」は合法か

著者等紹介

長谷川修一[ハセガワシュウイチ]
1971年生まれ。立教大学文学部教授。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。テル・アヴィヴ大学(イスラエル)大学院ユダヤ史学科博士課程修了。専門はオリエント史、旧約学、西アジア考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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乱読家 護る会支持!

3
旧約聖書のユダヤ人に対して不思議やなと思うのは、何度も何度もユダヤの神を裏切って神の罰を受ける事です。 天地創造の絶対神に選ばれた民族ならば、その絶対的優位性を他の民族、他の国に対して示せるはずなのに、なぜか背教してしまいます。 やはりそこは、神の民なのにそれに見合った運命になっていないユダヤ民族に対して、なんらかの宗教的な理由を求めたことから「原因は背教」との定義化に至ったのでしょうね。 宗教上の後付けの論理が必要に成ったのでしょう。2022/03/09

ikeikeikea

3
「〈戦い〉の書物」とのタイトルであるが、ここでの“戦い”とは、旧約聖書上に見られる異なる思想を、思想上の“戦い”として解説した著作。 そこで紹介されるのは「神のアイデンティティ」と「結婚」等の、一貫した思想が読み取れずに、複数の執筆者の思想の違いが露骨に現れている事柄である。 大変面白いが、旧約聖書について知りたいから、まずはこの一冊といった人には向かないと思われる。創世記を読んで神の名称は何でこんなにも豊富なのか?と感想を抱いた人向けと言える。2021/01/10

Oltmk

2
旧約聖書自体がアンソロジー的な書物であると説き構成している章一つ一つにおける編纂の過程での思想上の相克を浮かび上がらせてくれる専門書。考古学などの学問を駆使して聖書における神が複数の呼び名を持つ事や、何故モーセの子孫は聖書に出てないのかなどの疑問に答えてくれる書籍でそれら自体が古代イスラエルの歴史における思想上の相克の産物だと説明し読み物としても大変面白かった。2021/03/28

KATSUOBUSHIMUSHI

0
ヘブライ語聖書に含まれるテクスト間の矛盾にあえて着目し、それを思想同士の「戦い」として読んでいく本。ヘブライ語聖書を他の考古学的資料や筆者の想像で補完しながら、これらのテクストが書かれた時代の生活や信仰形態を生き生きと描いている。特に「戦い」に注目することで当時の社会の動向を想像することができるという見方はヘブライ語聖書をとても面白い読み物にしてくれると思いました。2023/02/09

はぶちえ

0
読み始めは「まだ難しかったかな」と思ったが、旧約聖書への新たな視点が得られた本。 古くからある宗教の正典と言われると、一義的なものかと思ってしまうが、書かれた時期や人や意図や背景がバラバラのアンソロジーという考え方にとても納得した。旧約聖書の矛盾点が、なぜ発生したのかを「戦いの結果」という切り口と絡めて眺められた。 原典は創世記だけ、あとはエピソード単位でしか把握していなかったが十分だった。2020/12/04

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