出版社内容情報
▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(全10巻)、第七弾。
▼人類普遍のベストセラー、旧約聖書はいかにして生まれたのか。
旧約聖書の構成と成立を概観し、その背後に潜む激動の古代イスラエル史と聖書が描く歴史を、考古学・聖書学の知見に基づき対比。
著者たちが「言葉」を武器に繰り広げた思想史上の〈戦い〉を鮮やかに読み解く、刺激的な一冊。
内容説明
旧約聖書はどのようにして生まれ、人類のベストセラーとなりえたのか。書物としての成立をたどり、テクストが描く「歴史世界」と激動の古代イスラエル史を対比させ、著者たちが「文字」のもつ信頼性を武器に、自らのアイデンティティを懸けて繰り広げた思想史上の“戦い”を考古学・聖書学の知見に基づき鮮やかに読み解く。
目次
1 旧約聖書のなりたち
2 「イスラエル」誕生をめぐる“戦い”―原イスラエルとは
3 神のアイデンティティをめぐる“戦い”―われわれの神は誰か
4 「真のイスラエル」をめぐる“戦い”―北イスラエル王国滅亡後
5 祭司の正統性をめぐる“戦い”―どちらの地位が上か
6 「神の言葉」をめぐる“戦い”―預言者対祭司・書記
7 結婚をめぐる“戦い”―「国際結婚」は合法か
著者等紹介
長谷川修一[ハセガワシュウイチ]
1971年生まれ。立教大学文学部教授。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。テル・アヴィヴ大学(イスラエル)大学院ユダヤ史学科博士課程修了。専門はオリエント史、旧約学、西アジア考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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