世界を読み解く一冊の本<br> クルアーン―神の言葉を誰が聞くのか

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世界を読み解く一冊の本
クルアーン―神の言葉を誰が聞くのか

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766425550
  • NDC分類 167.3
  • Cコード C0300

出版社内容情報

極めて難解とされるイスラームの聖典『クルアーン』。ではどう読めばよいのか?聖典を読む困難と楽しさを、丁寧に解説。▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(第1期・全10巻)、第二弾!



生きている聖典にふれる

極めて難解とされるイスラームの聖典『クルアーン』。

ではどう読めばよいのか? 

聖典を読む困難と楽しさを、丁寧に解説。

信徒のみならず、人類にとっての「聖典」となる可能性を問う。

序 この聖典は誰のもの?



生きている書物

誰がクルアーンを読むのか――読者のタイプの六分類

本書の目指すこと



? 「作者」は神か人か?



1  「作者」をめぐって――ムスリムと非ムスリムの間

 「聖典」としてのクルアーン

 ムスリムからみたムハンマドの生涯

 神の声を聞く

 ヒジュラ(聖遷)――メッカからメディナへ

 啓示が下された状況

 身の回りの状況の反映

 非ムスリムにとってのムハンマド

 ムハンマドの同時代人

 神の言葉の「創造」という神学問題の難しさ

2 議論を生む書物としての成立と展開

 ムスリム伝承の伝える編纂経緯

 「ウスマーン版」の誕生

 クルアーン編纂の研究史

 初期の写本を読み解く

 書承媒体の変遷││

 写本から印刷、そしてデジタルへ

 印刷はヨーロッパから

3 異文化との邂逅――翻訳と受容

 「翻訳」の是非

 西洋諸言語への翻訳

 アジア諸言語への翻訳

 日本語への翻訳

 西洋社会と日本社会での受容



? 生の言葉による「説得」



1 生なまの言葉が訴えること

 構成と文体

 クルアーンは退屈か?

 言葉の「まとまり」として読む

 飲酒は完全に禁止?

 クルアーンの章構成

 散文と韻文の間

 メディナ期の文体の特徴

 頻繁に変化する人称

 井筒俊彦のクルアーン研究の意義

 ムスリム側からの学問アプローチ

 クルアーンの主要なテーマ

 唯一神アッラー

 九九の美称をもつ神

 ムハンマド以前の預言者たち

 預言者たちが遣わされた理由

 ムハンマドの周囲の人物たち

2 「神の言葉」が開いたもの

 格差社会メッカから平等社会メディナへ

 努力としてのジハードと戦闘の容認

 ユダヤ教徒・キリスト教徒をどう認めるか

 アラビア語とクルアーンの相関関係

 クルアーンから展開する諸思想潮流

 イスラーム神学――神をどう把握するか

 イスラーム法学――神にしたがって生きる

 イスラーム神秘主義――神を心の内面で体得する



?  「説得」から「共有」へ――二元論を超えて



1 「説得」のための時間軸

 警告と吉報

 アッラーによる天地創造

 来世のための現世――人はどう生きるべきか

 男女の関係性

 飲食などの禁止規定

 戦闘とジハード

 終末から来世へ

2 今なお解釈される書物として

 前近代のクルアーン解釈(タフスィール)

 伝承によるクルアーン解釈

 シーア派のクルアーン解釈

 個人見解によるクルアーン解釈

 スーフィー的クルアーン解釈

 近代以降のタフスィール――科学的思考とイスラーム主義

 英国支配下のエジプトとインド

 科学的クルアーン解釈

 文学的クルアーン解釈

 イスラーム主義的クルアーン解釈

 現代のクルアーン解釈――西洋文明の影響下で

3 見るクルアーン、聞くクルアーン

 日々のなかのクルアーン

 芸術作品のなかで







参考文献

大川 玲子[オオカワ レイコ]
著・文・その他

内容説明

極めて難解とされるイスラームの聖典『クルアーン』。ではどう読めばよいのか?聖典を読む困難と楽しさを、丁寧に解説。信徒のみならず、人類にとっての「聖典」となる可能性を問う。

目次

序 この聖典は誰のもの?
1 「作者」は神か人か?(「作者」をめぐって―ムスリムと非ムスリムの間;議論を生む書物としての成立と展開;異文化との邂逅―翻訳と受容)
2 生の言葉による「説得」(生の言葉が訴えること;「神の言葉」が開いたもの)
3 「説得」から「共有」へ―二元論を超えて(「説得」のための時間軸;今なお解釈される書物として;見るクルアーン、聞くクルアーン)

著者等紹介

大川玲子[オオカワレイコ]
明治学院大学国際学部教授。イスラーム思想専攻。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ckagami

1
書物として・聖典としてのクルアーンがいかに構成され、読まれ受け継がれてきたか、というクルアーン入門書(イスラーム入門書ではない)。非ムスリムとムスリム両方の立場を考慮し、丁寧に書かれている。索引があるとよかったかな。2021/07/30

ikeikeikea

1
ちょっと期待外れな一冊。亡命等で欧米で活動しているムスリムの解釈が多く紹介されるが、今現在イスラム圏で生活しているムスリムの考えに近いであろう人の考えはろくに紹介されないアンバランスさが特徴。入門書なら革新的な解釈よりも伝統的、一般的な解釈にこそ多くのページを割くべきだろう。ジハードやジェンダーに関する問題についても多くのページを割いているが、類書である『クルアーン入門』と比べると皮相的な議論に留まっている。イスラム教に対する誤解を解きたいという思いが空回りしてる印象だ。2018/12/12

hideko

0
信仰を理解するのは難しい。2019/01/15

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