水俣の記憶を紡ぐ―響き合うモノと語りの歴史人類学

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水俣の記憶を紡ぐ―響き合うモノと語りの歴史人類学

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  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766424836
  • NDC分類 519.12
  • Cコード C3021

内容説明

本書では、水俣病の経験を、運動・訴訟や社会的状況のみならず、個々人をとりまく生活世界とも連動しながら、記憶が紡がれてゆくプロセスとして描き出し、チッソが水俣に工場を設立して以降のおよそ二〇年という時間軸のなかに位置づけてゆく。モノや語りに表象される過去の水俣病経験ではなく、モノや語りを媒介としながら、今なお生きられる水俣病経験のダイナミックなありよう、被害/加害の対抗図式を超えて、「当事者」の“顔”を描き出す、気鋭の力作。

目次

序章(本書の射程―水俣が切りひらく問い;「現在」を解きほぐす―歴史人類学の視点 ほか)
第1章 水俣の歴史的概要(水俣市の概要;水俣の近代化 ほか)
第2章 水俣湾埋立地の景観形成過程(水俣湾埋立地の現景観;埋立てをめぐる多様な立場と主張(一九七七~八〇年) ほか)
第3章 水俣の景観に立つ五二体の石像たち―「本願の会」による石像の形態と空間配置をめぐって(モノを媒介とした歴史構築の実践;石像の「個性」について ほか)
第4章 モノを媒介とした水俣病経験の語り直し―「本願の会」メンバーのライフヒストリーをめぐる一考察(水俣病顕在化以前の漁村の暮らし;石像建立に至るまでのO氏の語りの変化 ほか)
第5章 モノが/をかたちづくる水俣の記憶―「本願の会」メンバーによる石像製作と語りの実践を事例に(モノと語りの相互作用をめぐる問題;石像を介した死者をめぐる想起の変容―J氏の事例 ほか)
終章(「響き合うモノと語り」の分析;「本願の会」が切りひらくもの ほか)

著者等紹介

下田健太郎[シモダケンタロウ]
1984年東京生まれ。日本学術振興会特別研究員(PD)。2015年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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