内容説明
文化遺産はいかに守られてきたのか。イスラエルにおける遺跡や歴史的建造物の保護と活用をめぐるさまざまな制度の変遷と実践の両面を、多角的な視点から豊富なデータで包括的、実証的に検証。
目次
第1部 イスラエルの文化遺産の概要(文化遺産の定義の歴史的変遷;イスラエル社会の重層性;イスラエルの文化遺産マネジメントに関する先行研究)
第2部 法制度から見たイスラエルの文化遺産マネジメント(イスラエルの文化遺産マネジメントの歴史;文化遺産マネジメントにおけるイスラエルと国際社会の関係;国立公園・自然保護区に係る法律)
第3部 遺跡の遺産化の実態(イスラエル政府主導の文化遺産マネジメント;非政府団体主導の文化遺産マネジメント)
結論
著者等紹介
岡田真弓[オカダマユミ]
北海道大学創成研究機構特任助教。慶應義塾大学大学院文学研究科単位取得退学、北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員などを経て現職。史学博士。文化遺産のなかでも、とくに考古学に関するモノ・コトが現代社会においてどのように受容されているのかに着目し、イスラエルとパレスチナにおける文化遺産保護・活用に関する研究を行う。また、先住民族の文化遺産の保護のあり方、所有権、そして返還に関する問題について、国内外の事例を通して研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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