内容説明
運賃設定や規制緩和による供給過剰に加え、ドライバーの不足や高齢化、過疎地における最後の足としての役割、安全・安心の担保、IT化の進展、ライドシェアの脅威まで、ハイタク業界に存在する問題は広範にわたる。実態と課題を把握し、会社経営、法制度、運輸行政、公共経済学など、多面的視点から包括的に解説した決定版!
目次
タクシー産業:低迷と混乱、そして変革
第1部 実態把握編(わが国のタクシー産業の現状と背景;東京のタクシーの現状と背景;都市部のタクシーの現状と背景;地方部・過疎地のタクシーの現状と背景;諸外国のタクシー市場と政策)
第2部 現状分析編(タクシーの需要はなぜ減っているのか;タクシー事業の供給構造;タクシー労働をめぐる問題;個人タクシーと法人タクシーの共存)
第3部 政策分析編(タクシー事業はどのような法律によって規制されているか;タクシーの機能と役割;タクシーの台数はどう適正化されるのか;タクシー運賃の攻防)
第4部 政策提言編(日本のタクシー政策はなぜ歪むのか;「一律政策」をやめよ;政策決定は地域主導でなければならない)
著者等紹介
太田和博[オオタカズヒロ]
専修大学商学部教授。1960年生まれ。83年慶應義塾大学商学部卒業、88年同大大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学。91年商学博士号取得(慶應義塾大学)。慶應義塾大学総合政策学部助手、東京電機大学理工学部助教授、専修大学商学部助教授を経て現職
青木亮[アオキマコト]
東京経済大学経営学部教授。1967年生まれ。90年学習院大学経済学部卒業、95年慶應義塾大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。富山大学経済学部助教授、東京経済大学経営学部准教授などを経て現職
後藤孝夫[ゴトウタカオ]
近畿大学経営学部教授。1975年生まれ。2000年慶應義塾大学商学部卒業、06年同大大学院商学研究科博士課程単位取得退学。09年博士(商学)取得(慶應義塾大学)。九州産業大学商学部専任講師・准教授、近畿大学経営学部准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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