内容説明
「いま何て言ったか聞いたか。マルコムが死んだんだ。」ブラック・ナショナリストの父ポール・コーツと、自らの身を守って生きる、息子タナハシ。クラックと銃に溢れ、一瞬にして奈落に落ちるアメリカ社会の容赦ない現実を力強く生き抜く、父と息子の物語。全米図書賞受賞作家タナハシ・コーツの衝撃のデビュー作。
目次
第1章 あるところに、道を誤った男の子がいた…
第2章 たとえジャズがクワイエット・ストームだとしても…
第3章 アフリカ登場、みんな仰天する
第4章 僕の名前を言えない人たちに、教える
第5章 デイジーの時代、到来する
第6章 重力で浮かぶ、スランプはいちどもない…
第7章 バンブー・ピアス、少なくともふたつ
第8章 コンドームを使って、ビールを少しずつ
著者等紹介
コーツ,タナハシ[コーツ,タナハシ] [Coates,Ta‐Nehisi]
1975年9月30日生まれ。作家、ジャーナリスト、教育者。Atlantic誌に定期的に特集記事を寄稿するほかブログ記事も執筆する。Village Voice誌、Time誌の記者を経験した。メリーランド州ボルティモア出身。父は元ブラック・パンサー党員、出版社Black Classic Pressを設立したW.Paul Coates。2008年に半生を描いた自叙伝The Beautiful Struggle:A Father,Two Sons,and an Unlikely Road to Manhoodを出版
奥田暁代[オクダアキヨ]
慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。ノースカロライナ大学チャペルヒル校英文科大学院修士課程/博士課程修了。2005年博士号取得。アフリカ系アメリカ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ShinzawaTaku