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出版社内容情報
視覚障害教育のなかで蓄積された点字学習の多様なデータをもとに、点字解読導入教材の内容を検討しつつ効率的な点字指導法を考察。点字教育の維持・発展のために
視覚障害教育の中でも特に専門性が求められるのが点字教育である。
教育現場での四半世紀にわたる地道な実践をもとに,
子どもの点字読速度の発達過程を探り,
点字読み熟達者の調査から効率的な両手の使い方を追求する。
▼点字教育の有用性と指導法を豊富なデータで解説。
▼特別支援学校および研究機関には必ず置いておきたい1冊。
視覚障害教育のなかで蓄積された点字学習の多様なデータをもとに、これまでに発行された点字解読導入教材の内容を検討しつつ効率的な点字指導法を考察。
さらに最新の国語点字教科書についての全国盲学校への調査によって導入指導の課題を明らかにし、改善点の提案を行う。
<b>第一部 序論</b>
第1節 特別支援教育と視覚障害教育
第2節 点字の概要
第3節 点字読速度に関する研究
第4節 我が国における点字触読指導法
<b>第二部 本論</b>
本研究の目的と構成
<b>第一章 盲児の点字読速度に関する研究</b>
第1節 横断的にみた点字読速度の発達(研究1)
第2節 縦断的にみた点字読速度の発達(研究2)
第3節 中途失明児童の点字読速度の発達(研究3)
第4節 第1部の総合考察
<b>第二章 点字読み熟達者の読速度に関する研究</b>
第1節 点字読み熟達者の読速度(研究4)
第2節 点字を読む手の軌跡に関する研究(研究5)
第3節 画像解析による非読書時間に関する研究(研究6)
第4節 第二部の総合考察
<b>第三章 効率的な両手読みを意図した点字指導法に関する研究</b>
第1節 文部(科学)省著作国語点字教科書に見る点字触読指導法(研
究7)
第2節 総合考察と今後の課題
文 献
索 引
おわりに
牟田口 辰己[ムタグチ タツミ]
牟田口 辰己
広島大学大学院教育学研究科特別支援教育学講座教授。
1952年福岡県生まれ。筑波大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門は特別支援教育,視覚障害教育。筑波大学附属盲学校教諭,国立特殊教育総合研究所視覚障害教育研究部弱視教育研究室長などを経て現職。
著書に『歩行指導の手引』(共著,慶應通信,1985年),『五訂版 視覚障害教育に携わる方のために』(共著,慶應義塾大学出版会,2016年)など。
内容説明
視覚障害教育の中でも特に専門性が求められるのが点字教育である。教育現場での四半世紀にわたる地道な実践をもとに、子どもの点字読速度の発達過程を探り、点字読み熟達者の研究から効率的な両手の使い方を追求する。
目次
第1部 序論(特別支援教育と視覚障害教育;点字の概要;点字読速度に関する研究;我が国における点字触読指導法)
第2部 本論(盲児の点字読速度に関する研究(横断的にみた点字読速度の発達(研究1)
縦断的にみた点字読速度の発達(研究2)
中途失明児童の点字読速度の発達(研究3)
第一章(研究1―研究3)の総合考察)
点字読み熟達者の読速度に関する研究(点字読み熟達者の読速度(研究4)
点字読み熟達者の点字を読む手の軌跡による研究(研究5)
画像解析による非読書時間に関する研究(研究6)
第二章(研究4―研究6)の総合考察)
効率的な両手読みを意図した点字指導法に関する研究(文部(科学)省著作国語点字教科書にみる点字触読指導法(研究7)
総合考察と今後の課題))
著者等紹介
牟田口辰己[ムタグチタツミ]
広島大学大学院教育学研究科特別支援教育学講座教授。博士(教育学)。1952年福岡県生まれ。筑波大学大学院教育研究科修士課程修了。専門は特別支援教育、視覚障害教育。筑波大学附属盲学校教諭、国立特殊教育総合研究所視覚障害教育研究部弱視教育研究室長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。