出版社内容情報
東南アジア研究と日本型の地域研究の再検討と止揚から新たな分析枠組みを提示し、東南アジア地域独自の政治動態を描き出す。▼これから東南アジアを本格的に学ぶ方へ、研究ガイドの決定版!
▼欧米とは異なる独自の発展と変容をとげつつある東南アジア。
その研究シーンのフロントランナーたちが執筆陣に集結、
重要研究をわかりやすく紹介しながら、
歴史的背景から地域が直面する課題までを新たな切り口で明快に示す。
東南アジア地域研究の新しい地平をひらく全3巻。
▼東南アジアを「研究したい」「知りたい」学部・大学院生はもちろん、
アジアを舞台に活躍するビジネスパーソン、メディア関係者なども必読のシリーズ。
<独特の政治動態をとらえる>
「アジアの冷戦」とともにアメリカで発展した政策指向型の東南アジア研究と、
諸国家の多様性や国際/地域フェーズの政治力学にも射程を広げてきた日本型の地域研究。
両者の再検討と止揚から新たな分析枠組みを提示し、東南アジア地域独自の政治動態を描き出す。
シリーズ刊行にあたって(山本信人)
序論 東南アジア政治の魅力(山本信人)
<b>第1部 時空を超える地域</b>
1章 時間(太田 淳)
2章 空間(大庭三枝)
3章 境域(長津一史)
<b>第2部 国民国家からみる地域</b>
4章 政治変動(鈴木絢女)
5章 統治(高木佑輔)
6章 政治と軍(中西嘉宏)
7章 政治経済(岡本正明)
8章 地方(永井史男)
<b>第3部 連携する地域</b>
9章 地域機構(鈴木早苗)
10章 非伝統的安全保障 (本名 純)
11章 市民社会(五十嵐誠一)
<b>第4部 越境する地域</b>
12章 宗教(見市 建)
13章 紛争(山田 満)
14章 移行期正義(土佐弘之)
索 引
執筆者紹介
山本 信人[ヤマモト ノブト]
山本 信人
慶應義塾大学法学部教授、同メディア・コミュニケーション研究所長。
1963年生まれ。コーネル大学大学院政治学研究科博士課程修了。Ph.D. in Government.
専門分野:東南アジア政治史。
主要業績:『東南アジアからの問いかけ』(編著、慶應義塾大学出版会、2009)、<i>Chinese Indonesians and Regime Change</i> (共著, Brill, 2011)、ほか。
内容説明
「アジアの冷戦」とともにアメリカで発展した政策指向型の東南アジア研究と、諸国家の多様性や国際/地域フェーズの政治力学にも射程を広げてきた日本型の地域研究。両者の再検討と止揚から新たな分析枠組みを提示し、東南アジア地域独自の政治動態を描き出す。
目次
第1部 時空を超える地域(時間;空間;境域)
第2部 国民国家からみる地域(政治変動;統治;政治と軍;政治経済;地方)
第3部 連携する地域(地域機構;非伝統的安全保障;市民社会)
第4部 越境する地域(宗教;紛争;移行期正義)
著者等紹介
山本信人[ヤマモトノブト]
慶應義塾大学法学部教授、同メディア・コミュニケーション研究所長。1963年生まれ。コーネル大学大学院政治学研究科博士課程修了。Ph.D.in Government.専門分野:東南アジア政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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