東南アジア地域研究入門〈1〉環境

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東南アジア地域研究入門〈1〉環境

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766423945
  • NDC分類 223
  • Cコード C3340

出版社内容情報

本書では、生態史を概観し、人間と自然生態系の「生業」に着目、近年の重要な論点や現代トピックを整理し、将来の課題を展望する。▼これから東南アジアを本格的に学ぶ方へ、研究ガイドの決定版!

▼欧米とは異なる独自の発展と変容をとげつつある東南アジア。

その研究シーンのフロントランナーたちが執筆陣に集結、

重要研究をわかりやすく紹介しながら、

歴史的背景から地域が直面する課題までを新たな切り口で明快に示す。

東南アジア地域研究の新しい地平をひらく全3巻。

▼東南アジアを「研究したい」「知りたい」学部・大学院生はもちろん、

アジアを舞台に活躍するビジネスパーソン、メディア関係者なども必読のシリーズ。





<人間と自然生態系の関係をさぐる>



多様な生態系を含む東南アジアの地域社会の変容は、西洋的な単線発展モデルよりも

人間と自然生態系との相互作用による地域固有の発展として理解することがふさわしい。

本書では、生態史を概観し、人間と自然生態系の関である「生業」に着目するとともに、

近年の重要な論点や現代トピックを整理し、将来の課題を展望する。

序章 東南アジア「環境」の地域研究 ―― 学際性と実践性(井上 真)



 <b>第1部 生態史で地域を理解する</b>

1章 東南アジア大陸部の生態史(柳澤雅之)

2章 東南アジア島嶼部の生態史(古澤拓郎)



 <b>第2部 生業から地域の将来像を描く</b>

3章 人類を支えてきた狩猟採集(小泉 都)

4章 新たな価値付けが求められる焼畑(横山 智)

5章 転換期を迎えた水田稲作(岡本郁子) 

6章 終焉なきフロンティアとしての漁業(赤嶺 淳)



 <b>第3部 概念・視点で地域を斬り将来への課題を知る</b>

7章 「くくり」と「出入り」の脱国家論

―― 京都学派とゾミア論の越境対話(佐藤 仁)

8章 政策論と権利論が交錯するコモンズ論(藤田 渡)

9章 「隠れた物語」を掘り起こすポリティカルエコロジーの視角

(笹岡正俊)

10章 「緑」と「茶色」のエコロジー的近代化論

―― 資源産業における争点と変革プロセス(生方史数)

コラム インドネシア中部ジャワにおける実証的レジリエンス研究に向けて(内藤大輔)



 <b>第4部 現代的トピックから今後の課題を展望する</b>

11章 森林保全のための国際メカニズム

―― REDDプラスによる新たな動き(百村帝彦)

12章 認証制度を通した市場メカニズム(原田一宏)

13章 農園農業

―― マレーシアとインドネシアのゴム農園とアブラヤシ農園

(寺内大左) 

14章 災害対応の地域研究(山本博之)

山本 信人[ヤマモト ノブト]
山本 信人
慶應義塾大学法学部教授、同メディア・コミュニケーション研究所長。
1963年生まれ。コーネル大学大学院政治学研究科博士課程修了。Ph.D. in Government.
専門分野:東南アジア政治史。
主要業績:『東南アジアからの問いかけ』(編著、慶應義塾大学出版会、2009)、<i>Chinese Indonesians and Regime Change</i> (共著, Brill, 2011)ほか。

井上 真[イノウエ マコト]
井上 真
東京大学大学院農学生命科学研究科教授、早稲田大学人間科学学術院客員教授。
1960年生まれ。東京大学農学部卒。農学博士。
主要著作:Multi-Level Forrest Governance in Asia: Concepts, Challenges and the Way Forward(共編著, SAGE, 2015) 『コモンズの思想を求めて―カリマンタンの森で考える』(岩波書店、2004)ほか。

内容説明

多様な生態系を含む東南アジアの地域社会の変容は、西洋的な単線発展モデルよりも人間と自然生態系との相互作用による地域固有の発展として理解することがふさわしい。本書では、生態史を概観し、人間と自然生態系の関係である「生業」に着目するとともに、近年の重要な論点や現代トピックを整理し、将来の課題を展望する。

目次

第1部 生態史で地域を理解する(東南アジア大陸部の生態史;東南アジア島嶼部の生態史)
第2部 生業から地域の将来像を描く(人類を支えてきた狩猟採集;新たな価値付けが求められる焼畑;転換期を迎えた水田稲作;終焉なきフロンティアとしての漁業)
第3部 概念・視点で地域を斬り将来への課題を知る(「くくり」と「出入り」の脱国家論―京都学派とゾミア論の越境対話;政策論と権利論が交錯するコモンズ論;「縁」と「茶色」のエコロジー的近代化論―資源産業における争点と変革プロセス)
第4部 現代的トピックから今後の課題を展望する(森林保全のための国際メカニズム―REDDプラスによる新たな動き;認証制度を通した市場メカニズム;農園農業―マレーシアとインドネシアのゴム農園とアブラヤシ農園;災害対応の地域研究)

著者等紹介

山本信人[ヤマモトノブト]
慶應義塾大学法学部教授、同メディア・コミュニケーション研究所長。1963年生まれ。コーネル大学大学院政治学研究科博士課程修了。Ph.D.in Government。専門分野:東南アジア政治史

井上真[イノウエマコト]
東京大学大学院農学生命科学研究科教授、早稲田大学人間科学学術院客員教授。1960年生まれ。東京大学農学部卒。農学博士。専門分野:環境社会学、森林ガバナンス論、東南アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。