出版社内容情報
新たな精神科臨床の取組みを行っている著者が、面接や診療を通して得た「心とは何か」「育ちとは何か」を綴る。診療の様子も紹介。僕は、きちんとキミに向き合えていますか?
大学を辞しクリニックを開院した著者が、
日々の臨床の中で、面接という出会いに込める思いを綴る。
医療や心理の臨床に携わる者にとって必読の書。
▼全国の保護者から絶大な人気を誇る児童精神科医が臨床への真摯な思いをぶつけた随筆集第2弾!
雑誌『教育と医学』での連載を書籍化。大学教授から子どもの精神科クリニックの院長となり、新たな精神科臨床の取組みを行っている著者が、面接や診療を通して得た「心とは何か」「育ちとは何か」を綴る。子どもだけでなく、家族も含めた診療の様子も紹介。
はじめに
Act 1 春を迎えて
Act 2 五月病
Act 3 梅雨時に想う
Act 4 不登校を考える(1)
Act 5 不登校を考える(2)
Act 6 秋になると
Act 7 精神科診断の難しさ(1)
Act 8 精神科診断の難しさ(2)
Act 9 気遣う人の存在
Act 10 希望を探し、共有する営み
Act 11 生きている意味がわからない
Act 12 面接のなかに生まれる言葉(1)
Act 13 面接のなかに生まれる言葉(2)
Act 14 人の前で話すということ
Act 15 僕の「子どもと家族の」精神医療―今昔(1)
Act 16 僕の「子どもと家族の」精神医療―今昔(2)
Act 17 母として・娘として・妻としての悩み
Act 18 対話から生まれるもの
Act 19 終わりのない道
Act 20 医学的判断をもとに生活を応援すること
Act 21 面接について(1)
Act 22 面接について(2)
Act 23 僕へ
Act 24 キミヘ
おわりに
田中 康雄[タナカ ヤスオ]
田中 康雄
こころとそだちのクリニック むすびめ院長。北海道大学名誉教授。
専門は児童青年精神医学。獨協医科大学医学部卒業。旭川医科大学精神科、国立精神・神経センター精神保健研究所児童思春期研究室長、北海道大学大学院教育学研究院教授を経て2012年より現職。
著書に『軽度発達障害』(金剛出版、2008年)、『支援から共生への道』(慶應義塾大学出版会、2009年)、『発達支援のむこうとこちら』(日本評論社、2011年)、『児童生活臨床と社会的養護』(編著、金剛出版、2012年)、『「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす』(共著、小学館新書、2014年)、『生活障害として診る発達障害臨床』(中山書店、2016年)など多数。
内容説明
日々の臨床の中で、関わることの難しさ、面接という出会いに込める思いを綴る。対人援助職、保護者に、心の糧となる書。
目次
春を迎えて
五月病
梅雨時に想う
不登校を考える
秋になると
精神科診断の難しさ
気遣う人の存在
希望を探し、共有する営み
生きている意味がわからない
面接のなかに生まれる言葉
人の前で話すということ
僕の「子どもと家族の」精神医療―今昔
母として・娘として・妻としての悩み
対話から生まれるもの
終わりのない道
医学的判断をもとに生活を応援すること
面接について
僕へ
キミへ
著者等紹介
田中康雄[タナカヤスオ]
こころとそだちのクリニックむすびめ院長。北海道大学名誉教授。児童精神医師。臨床心理士。1958年栃木県生まれ。獨協医科大学医学部卒業。旭川医科大学精神科神経科外来医長、北海道立緑ヶ丘病院医長、国立精神・神経センター精神保健研究所児童・思春期精神保健部児童期精神保健研究室長、北海道大学大学院教育学研究院教授を経て2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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