シャンカラ派の思想と信仰

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シャンカラ派の思想と信仰

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  • サイズ A5判/ページ数 338,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766423570
  • NDC分類 126.6
  • Cコード C3014

出版社内容情報

信仰現象をパロールとエクリチュールの両側面から捉え直し信仰の本質に迫る新たな宗教学的パースペクティブを提示する画期的な一冊。▼信仰現象, その内的意味世界へ――。



インド最大の哲学者といわれるシャンカラが遺した宗教的著作の言葉は、

彼を信仰する人びとに、どのような意味世界を与えているのか。

そして、彼らの具体的な宗教伝統と、それらはどのように接合されうるのか。

信仰現象を、パロールとエクリチュールの両側面から捉え直し、信仰の本質に迫る、

新たな宗教学的パースペクティブを提示する画期的な一冊。

はじめに

 

 序 章 シャンカラ派研究の視座

  一 インド宗教研究とシャンカラ派伝統

  二 従来のシャンカラ研究の状況



<b>第一部 シャンカラ派の宗教学的研究とその立場</b>

 第一章 宗教学的パースペクティヴ

  一 方法論的な地平

  二 信仰の意味世界への視座

 第二章 シャンカラ派伝統とその宗教的コスモロジー

  一 シャンカラ派の宗教思想とその特質

  二 「生きたテクスト」としての信仰現象とその理解へ

  三 シャンカラ派におけるバクティ頌とその意義



<b>第二部 シャンカラ派の宗教思想とその脈絡</b>

 第三章 シャンカラ派僧院の歴史と伝承

  一 シャンカラ派僧院に関する伝承資料

  二 シュリンゲーリ僧院とスマールタ派

  三 巡礼地としてのシュリンゲーリ僧院

 第四章 シャンカラ派の宗教思想の特質

 ―― 特に「信仰」の概念と意味をめぐって

  一 シュラッダー(信) ―― 聖典と師の言葉への信頼

  二 バクティ(信愛)

  ―― カルマン(祭祀的行為)とヨーガとの関連において

  三 シャンカラ派における「信仰」の特質

     

<b>第三部 シャンカラ派における在家信仰とその思想</b>

 第五章 シャンカラ派の在家信仰と伝統的慣習

  一 シャンカラ派の在家信仰

  二 ヴェーダの学習と儀礼

 第六章 シャーラダー神信仰とその意味構造

  一 シャーラダー神信仰とその様態

  二 シャーラダー神寺院におけるプージャーの諸相

  三 シャーラダー神信仰の意味構造

 第七章 シャンカラーチャーリヤ信仰とその意味構造

  一 シャンカラーチャーリヤ信仰の基本構造

  二 シャンカラの伝承とその信仰

  三 シャンカラーチャーリヤ信仰の思想構造

     

<b>第四部 シャンカラ派の出家遊行とその思想</b>

 第八章 出家遊行の生きかた ―― その思想と様態

  一 シャンカラの出家遊行論 ―― 解脱論との関連において

  二 伝承にみるシャンカラの出家遊行

  ―― シャンカラの伝説的伝記を手がかりとして

  三 シャンカラと出家遊行

  ―― シャンカラの伝説的伝記の意味論的考察

  四 伝承にみる具体的な出家遊行とその思想

  ―― シャンカラの伝説的伝記をめぐって

 第九章 シャンカラ派における具体的な出家遊行とその思想

  一 出家遊行の現実とそのプロセス

  二 世師後継者の出家遊行

  三 出家遊行者の日常生活

  四 シュリンゲーリ僧院の統治者としての世師



結 論

略号ならびに参考文献



 あとがき

 索 引







澤井 義次[サワイ ヨシツグ]
澤井 義次
1951年生まれ。現在、天理大学人間学部長・宗教学科教授。『井筒俊彦全集』編集委員。専門分野は宗教学・インド学・天理教学。
天理大学宗教学科を卒業後、東北大学大学院を経て、ハーバード大学大学院(宗教学)へ留学。Ph.D.(ハーバード大学)、博士(文学)(東北大学)。宗教倫理学会顧問、日本宗教学会常務理事などを務める。日本宗教学会賞や東方学会賞を受賞。
主要著作に <i>The Faith of Ascetics and Lay Sm?rtas</i> (Wien: Sammlung De Nobili, Universit?t Wien, 1992)、『聖者たちのインド』(共著、春秋社、2000年)、『根源へ ―― 思索の冒険』(共著、岩波書店、2004年)、『宗教史とは何か』(下巻、共著、リトン、2009年)、『天理教人間学の地平』(天理大学出版部、2007年)、『天理教教義学研究』(天理教道友社、2011年)などがある。

内容説明

信仰現象、その内的意味世界へ―。インド最大の哲学者といわれるシャンカラが遺した宗教的著作の言葉は、彼を信仰する人びとに、どのような意味世界を与えているのか。そして、彼らの具体的な宗教伝統と、それらはどのように接合されうるのか。信仰現象を、パロールとエクリチュールの両側面から捉え直し、信仰の本質に迫る、新たな宗教学的パースペクティブを提示する画期的な一冊。

目次

シャンカラ派研究の視座
第1部 シャンカラ派の宗教学的研究とその立場(宗教学的パースペクティヴ;シャンカラ派伝統とその宗教的コスモロジー)
第2部 シャンカラ派の宗教思想とその脈絡(シャンカラ派僧院の歴史と伝承;シャンカラ派の宗教思想の特質―特に「信仰」の概念と意味をめぐって)
第3部 シャンカラ派における在家信仰とその思想(シャンカラ派の在家信仰と伝統的慣習;シャーラダー神信仰とその意味構造;シャンカラーチャーリヤ信仰とその意味構造)
第4部 シャンカラ派の出家遊行とその思想(出家遊行の生きかた―その思想と様態;シャンカラ派における具体的な出家遊行とその思想)
結論

著者等紹介

澤井義次[サワイヨシツグ]
1951年生まれ。現在、天理大学人間学部長・宗教学科教授。『井筒俊彦全集』編集委員。専門分野は宗教学・インド学・天理教学。天理大学宗教学科を卒業後、東北大学大学院を経て、ハーバード大学大学院(宗教学)へ留学。Ph.D(ハーバード大学)、博士(文学)(東北大学)。宗教倫理学会顧問、日本宗教学会常務理事などを務める。日本宗教学会賞や東方学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。