慶應義塾大学三田哲学会叢書<br> 「領土」としてのメディア―ディアスポラの母国メディア利用

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慶應義塾大学三田哲学会叢書
「領土」としてのメディア―ディアスポラの母国メディア利用

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  • サイズ B40判/ページ数 107p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784766423549
  • NDC分類 334.4
  • Cコード C0336

出版社内容情報

「ディアスポラ」たちの、ナショナリズムとグローバリズムの葛藤する意識を、社会心理学的・メディア論的に論じる。▼異国に住まう「ディアスポラ」 ――

彼らの母国が表出する「場所」が、メディアの地平に見えてくる。



孤独・郷愁・優越・希望 ――

異郷にあるなら誰しもが、アイデンティティを揺さぶられずにはいられない。複雑多様な母国への想いは、ごく何気ない、メディアの利用に託されているのだ ――

ディアスポラの日常から眺望する、グローバル化の此岸。



<b>慶應義塾大学三田哲学会叢書</b>

三田哲学会は創立100年を機に、専門的な研究成果を「生きられる知」として伝え、 公共の中に行き渡らせる媒体として本叢書の発刊を企図した。

シリーズ名は、ars incognita アルス インコグニタ。

ラテン語で「未知の技法」を意味する。

単なる知識の獲得ではなく、新たな「生きる技法としての知」を作り出すという精神を表現している。

 はじめに



第1章 母国メディアの利用動機と影響



第2章 韓国系ディアスポラの韓国メディア利用

 1.聞き取り調査の概要

 2.バンクーバーにおける韓国メディアの状況

 3.韓国メディアの利用状況

 4.母国への関心とディアスポラとしての自己承認

 5.ノスタルジーの慰撫

 6.娯楽と逃避、母国への憧れ

 7.母国の時間と記憶



第3章 日系ディアスポラの日本メディア利用

 1.バンクーバーにおける日本メディアの状況

 2.日本メディアの利用状況

 3.日本のニュースが「気になる」――家族と愛国

 4.「笑いのツボ」の共有とレトリック共同体

 5.訪問のための情報源

 6.ソーシャルになることの難しさ

 7.語学と現地メディアの利用

 8.外国の中の「母国」



第4章 場所、メディア、ディアスポラ

 1.場所とメディアの相互規定

 2.電子メディアと「場所なき」(placeless)世界

 3.場所の二重化、多孔化

 4.仮想的場所への愛着



参考文献

李 光鎬[イー ゴアンホ]
李 光鎬
1963年生。慶應義塾大学文学部教授。
1994年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門はコミュニケーション学と社会心理学。主な著書に『現代社会心理学 ―― 心理・行動・社会』(共著、慶應義塾大学出版会、2004年)、『テレビニュースの世界像』(共著、勁草書房、2007年)、『テレビという記憶』(共著、新曜社、2013年)ほか。

内容説明

孤独・郷愁・優越・希望―異郷にあるなら誰しもが、アイデンティティを揺さぶられずにはいられない。複雑多様な母国への想いは、ごく何気ない、メディアの利用に託されているのだ―ディアスポラの日常から眺望する、グローバル化の此岸。

目次

第1章 母国メディアの利用動機と影響
第2章 韓国系ディアスポラの韓国メディア利用(聞き取り調査の概要;バンクーバーにおける韓国メディアの状況 ほか)
第3章 日系ディアスポラの日本メディア利用(バンクーバーにおける日本メディアの状況;日本メディアの利用状況 ほか)
第4章 場所、メディア、ディアスポラ(場所とメディアの相互規定;電子メディアと「場所なき」(placeless)世界 ほか)

著者等紹介

李光鎬[イーゴアンホ]
1963年生。慶應義塾大学文学部教授。1994年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門はコミュニケーション学と社会心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

8
1章は外国に住む人々と母国メディアとの関係性と事例⚫イスラエルやドイツに移住したロシア系移民。親達は子供らにロシアのTV番組や書籍に触れさせようとするが、子供らは興味を持たず、抵抗するため2/3世帯で諦めているという⚫米国人と結婚し米国に住む韓国人女性は、韓国のニュースの中に韓国の否定的な側面を一貫して見つけ出し自身の選択を正当化するという⚫オランダに移住したトルコ人に、トルコ衛星公共放送は「オーソドックスなトルコ」を教育しようとするが、移住したトルコ人は元々周辺化されていた人々なので意味がないとか。2020/04/21

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