失業なき雇用流動化―成長への新たな労働市場改革

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失業なき雇用流動化―成長への新たな労働市場改革

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766423457
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C3033

出版社内容情報

詳細な実証分析をもとに「日本的雇用」の実態を明らかにしつつ諸外国との比較から「失業なき雇用流動化」に向けた制度・政策を提言。▼働き方を変えれば、日本が変わる!



働く人々が職場や会社を安心して自由に移動できるようになれば、経済に活力が生まれる。本書は、高い賃金保障に軸足を置いた新たな雇用のあり方や、労使政の連携による就労・再就職支援システムなど、「成長につながる」方策を提言。柔軟で多様な働き方が、閉塞する日本を救う!

はしがき



<b>序 章 日本の雇用システムの何が問題か</b>

 1 雇用政策論議の混乱要因

 2 本書のテーマとアプローチ法

 3 各章の概要



<b>第1章 雇用流動化は経済を活性化するか</b>

 1 はじめに

 2 雇用流動化の是非をめぐる理論

 3 解雇規制と経済パフォーマンスの関係

 4 本書の問題設定



<b>第2章 日本の労働移動の変化と生産性への影響</b>

 1 はじめに

 2 企業間労働移動について

 3 企業内労働移動について

 4 生産性との関係



<b>第3章 「デマンド・プル型」労働移動をどう増やすか</b>

<b>―― 主要産業比較からみた経済活性化につながる雇用流動化の条件</b>

 1 はじめに

 2 雇用流動化と経済活性化の関係

 3 自動車産業とエレクトロニクス産業の対比

 4 情報通信業と医療・福祉産業の比較

 5 経済活性化につながる雇用流動化の条件



<b>第4章 雇用システムは経済パフォーマンスにどう影響するか</b>

<b>―― 日米独比較からみた含意</b>

 1 はじめに

 2 雇用の流動性の国際比較

 3 日米独の雇用システムの比較

 4 経済パフォーマンスと雇用システムの関係

 5 米独との比較からの含意



<b>第5章 スウェーデン労働市場に学ぶ</b>

<b>―― 雇用流動化を受け入れる労働組合と積極的労働市場政策</b>

 1 はじめに

 2 スウェーデン経済の変遷

 3 労働市場の特徴からみた日瑞パフォーマンスの違い

 ―― カギは雇用流動化に対する労働組合のスタンス

 4 未完の積極的労働市場政策

 5 スウェーデンの雇用の「受け皿」創出力の源泉



<b>第6章 経済活性化につながる労働市場改革</b>

 1 はじめに

 2 雇用制度改革のプロセスの問題

 3 解雇ルールをどう見直すべきか

 4 雇用・賃金のマトリックス・モデル

 5 働き手にメリットのある限定型正社員のあり方

 6 グループ企業内労働移動の再評価



あとがき

参考・引用文献

山田 久[ヤマダ ヒサシ]
山田 久
株式会社日本総合研究所調査部長 / チーフエコノミスト、博士(経済学)
1987年京都大学経済学部卒業、同年住友銀行入行、91年(社)日本経済研究センター出向、93年(株)日本総合研究所出向、調査部研究員、2003年経済研究センター所長、05年マクロ経済研究センター所長、07年ビジネス戦略研究センター所長、11年(株)日本総合研究所調査部長、13年法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科客員教授(兼務)。この間、2003年法政大学大学院修士課程(経済学)修了、15年京都大学博士号取得。
主要業績に、『北欧モデル ―― 何が政策イノベーションを生み出すのか』(共著、日本経済新聞出版社、2012年)、『市場主義3.0 ―― 「市場vs国家」を超えれば日本は再生する』(東洋経済新報社、2012年)、『デフレ反転の成長戦略 ―― 「値下げ・賃下げの罠」からどう脱却するか』(東洋経済新報社、2010年)など多数。

内容説明

働き方を変えれば、日本が変わる!働く人々が職場や会社を安心して自由に移動できるようになれば、経済に活力が生まれる。本書は、高い賃金保障に軸足を置いた新たな雇用のあり方や、労使政の連携による就労・再就職支援システムなど、「成長につながる」方策を提言。柔軟で多様な働き方が、閉塞する日本を救う!

目次

序章 日本の雇用システムの何が問題か
第1章 雇用流動化は経済を活性化するか
第2章 日本の労働移動の変化と生産性への影響
第3章 「デマンド・プル型」労働移動をどう増やすか―主要産業比較からみた経済活性化につながる雇用流動化の条件
第4章 雇用システムは経済パフォーマンスにどう影響するか―日米独比較からみた含意
第5章 スウェーデン労働市場に学ぶ―雇用流動化を受け入れる労働組合と積極的労働市場政策
第6章 経済活性化につながる労働市場改革

著者等紹介

山田久[ヤマダヒサシ]
(株)日本総合研究所調査部長/チーフエコノミスト、博士(経済学)。1987年京都大学経済学部卒業、同年住友銀行入行、91年(社)日本経済研究センター出向、93年(株)日本総合研究所出向、調査部研究員、2003年経済研究センター所長、05年マクロ経済研究センター所長、07年ビジネス戦略研究センター所長、11年(株)日本総合研究所調査部長、13年法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科客員教授(16年3月まで)。この間、2003年法政大学大学院修士課程(経済学)修了、15年京都大学博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

95
「失業なき雇用流動化」ってもうすでに詰んでいるような気がするんですが...。裁判所が解雇に関する新たな判例を作るとか、スガノミクスで規制改革するなど、もはや司法や行政がなんとかするだろというレベルではない。太平洋戦争で都市はことごとく焼き払われ、GHQに国土を占領されるぐらいの覚悟が国全体に漂わないとこの本で紹介されていることはできないと思う。ムーディーズなどの格付け会社から日本国債が投機的格付けの烙印をおされて、無理やり押さえつけている金利が抑えられなくなり、ようやく労働市場改革が始まりそうな気がする。2021/02/19

まろにしも

8
★★★★★ 日本の生産性が低いと言われるのは、一人一人の働き方に問題があるというよりは、不採算部門から高成長分野へのリソースシフトが迅速に行われていない点にあるということについて理解を深めることが出来た。著者はメディアでもか活躍されているが、素晴らしい良書であった。労働経済学って面白いなあ。2017/01/21

Mc6ρ助

3
『スウェーデンの高い雇用の「受け皿」創出力の源泉は、①積極的なグローバル化への対応により、海外市場の成長力を取り込んできたこと、②不採算事業・成熟事業の整理を先送りにしないことで企業は身軽な状態を保ち、環境変化がもたらす新たなチャンスをつかむことができたこと、③人口動態変化が生み出す家庭内ニーズに公的サービスの拡大で対応し、新たな需要=雇用機会を創造してきたこと、に求められる(p205)』著者はスウェーデン型の経済、雇用を目指すべきモデルにあげる。正しいとは思うけれど、それは容易ではない。2016/09/20

Go Extreme

1
日本の雇用システム:雇用政策論議の混乱要因 雇用流動化・経済活性化:解雇規制と経済パフォーマンス関係 日本の労働移動の変化と生産性への影響:企業間・企業内労働移動 生産性 デマンド・プル型労働移動:経済活性化・雇用流動化の条件 雇用システム・経済パフォーマンスへの影響:日米独の雇用システム比較 雇用システム スウェーデン労働市場: 雇用流動化を受け入れる労働組合と積極的労働市場政策 経済活性化・労働市場改革:プロセスの問題 解雇ルール 雇用・賃金のマトリックス・モデル 限定型正社員 グループ企業内労働移動2018/10/21

Moloko

1
日本における正規雇用と非正規雇用の労働形態を軸にして、企業の経営パフォーマンス、事業再編のスピード、国家の経済成長率や失業率との関連を、米・独・スウェーデンとの国際比較をした上で論証しようとしている本。現在の政府が進めようとしている雇用流動化についても延べており、特に印章的であったのは、筆者が不採算部門から成長部門への労働者の円滑な移動の為には、労働スキルの再教育と官民が連携した人材マッチング市場の整備もセットでやるべきで、ただ雇用保障を進めれば良いという訳でないという主張だった。2016/08/18

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