慶應義塾大学三田哲学会叢書<br> 小さな倫理学入門

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慶應義塾大学三田哲学会叢書
小さな倫理学入門

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  • サイズ B40判/ページ数 102p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784766422764
  • NDC分類 150
  • Cコード C0312

出版社内容情報

私たちの身近な物事を通して、人間の弱さや卑しさに眼差しをむける、倫理学の超入門書。

人間の弱さや卑しさに眼差しをむける小さくて深い倫理学の入門書

▼愛とは何か、正義とは何か、欲望とは何か、なぜ過去の記憶に悩まされるのか、偶然性とは何か、人生に意味はあるのか、そして〈私〉とは何か。身近な物事を通して、人間の弱さや卑しさに眼差しをむける、倫理学の入門書。

三田哲学会は創立100年を機に、専門的な研究成果を「生きられる知」として伝え、 公共の中に行き渡らせる媒体として本叢書の発刊を企図した。
シリーズ名は、ars incognita アルス インコグニタ。
ラテン語で「未知の技法」を意味する。
単なる知識の獲得ではなく、新たな「生きる技法としての知」を作り出すという精神を表現している。

1 小さな倫理学のすすめ

2 欲望の倫理学

3 情念のない人間は倫理的なのか

4 〈私〉という苦しみ

5 世界の中心で〈私〉を叫ぶ

6 天使たちの倫理学

7 偶然性を問うこと

8 ハビトゥスを歌うこと

9 風や流れとしての〈私〉

10 過去が苦しめ続けること

11 〈私〉もまた暗闇の中にありき

12 傷つきやすさ

13 涙の中の倫理学

14 さらば、正義の味方

15 友達がいないこと

16 倫理学も真理へと強制されるのか

17 人生に目的はない

18 悪と暴力性、あるいはサディズムとは何か

19 〈私〉への救済と〈私〉からの救済

20 〈私〉とは何か

後書き

【著者紹介】
山内 志朗
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。著書に、『普遍論争 ―― 近代の源泉としての』(平凡社ライブラリー)、『天使の記号学』(岩波書店)、『「誤読」の哲学 ―― ドゥルーズ、フーコーから中世哲学へ』(青土社)など多数。

内容説明

愛とは何か、正義とは何か、欲望とは何か、なぜ過去の記憶に悩まされるのか、偶然性とは何か、人生に意味はあるのか、そして“私”とは何か。身近な物事を通して、人間の弱さや卑しさに眼差しをむける、倫理学の入門書。

目次

小さな倫理学のすすめ
欲望の倫理学
情念のない人間は倫理的なのか
“私”という苦しみ
世界の中心で“私”を叫ぶ
天使たちの倫理学
偶然性を問うこと
ハビトゥスを歌うこと
風や流れとしての“私”
過去が苦しめ続けること
“私”もまた暗闇の中にありき
傷つきやすさ
涙の中の倫理学
さらば、正義の味方
友達がいないこと
倫理学も真理へと強制されるのか
人生に目的はない
悪と暴力性、あるいはサディズムとは何か
“私”への救済と“私”からの救済
“私”とは何か

著者等紹介

山内志朗[ヤマウチシロウ]
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fishdeleuze

19
そっと寄り添ってくれるような優しい本。「小さな倫理学」とは、泥に咲く蓮の花のように、あるいは、親鸞やキリストが説いたように、弱者に寄り添う心。自己というものは確固たるものというよりはむしろ風のようなものであるという記述に、背中をそっと支えてもらっているような安堵感をもらった。西洋の伝統的な倫理学に加えて、東洋的な思想とのあいだの揺らぎ、それゆえの思想的やわらかさを見る。一つひとつの項目は短いが、すっと心に何かを残していく。風のようだ。2016/04/14

zoe

17
2015年。20篇で記載された平易かつ理解しやすい倫理の本。旅やキャンプのお供という感じ。以下メモ。貧しさや泥臭さの中にある決して高貴ではない倫理。欲望の原点。欲望がない人は救済する必要がない。50を過ぎた人は、未来がすくない。正義とは。自由な平等の原理。平等が認められないこともある。不平等が全員の利益を増加させるという正義。非日常性が規範の原理。お祭り。血の沸騰。2022/04/26

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

14
『愛とは何か、正義とは何か、欲望とは何か、なぜ過去の記憶に悩まされるのか、偶然性とは何か、人生に意味はあるのか、そして<私>とは何か。身近な物事を通して、人生の弱さや卑しさに眼差しをむける、倫理学の入門書。』倫理学って何?なんて考えたこともなかったけど、強さばかりが求められる正論の世界ではなく、弱い人にこそ己の存在を許可できるような考えを持つことを勧めるものかな、それがきっとハビトゥス。20のテーマに本ネタとなった本が紹介されているけど、きっとそっちは手も足もでない。小さな(者への)倫理学入門ですね。2021/08/07

鳩羽

12
「小さな」は本の形態にかかるのではなく、「倫理学」にかかっている。卓越性や徳に中心を置くような、まさに美しい身体に美しい精神が宿るというような倫理学とは違う、弱くて迷える人間のための倫理学についての本。何かの教えの本のようで読みやすいが、そのための難しさもある。倫理とは自分の内側にあって自分の内面を律するものかと思っていたが、他者から欲望を学び、未来の自分という視点を得て、今現在の行動を決定すると考えると、演技や模倣といった、外側のために表していくことなのかも。2016/02/17

テツ

10
倫理学とか哲学を学問として扱う場合には自分の内側にあるモノを緻密に言語化して外部世界に曝け出す必要があるけれど、こちらのタイトルにあるような個々のちっぽけな人間に、自分自身に目を向けて彼がより良く(善く)生きるための『ちいさな倫理学』にはそんなたいそうに構える必要がない大らかさがある。シンプルに良く(善く)生きるために障害となる諸々と対峙するためのテクニックなら自分専用にカスタマイズして使用すればいい。自分だけの倫理をこさえるためにもまずは普遍的な倫理観のお勉強は大切だよな。2023/12/13

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