内容説明
江戸社会のさまざまな出来事を冷静に記録し、折々の心境を漢詩や和歌に託す。『解体新書』の翻訳で知られる蘭学者・臨床医の、豊かな「晩年の世界」。
目次
序章 江戸の学者・文人社会―杉田玄白と市川団十郎
1 『〓(い)斎日録』―玄白晩年の日記
2 多忙な日常―臨床医として
3 日々の楽しみ―教養人として
4 社会への目―記録者として
5 玄白をめぐる人々
6 晩年における諸著作の執筆と刊行
著者等紹介
松崎欣一[マツザキキンイチ]
慶應義塾名誉教諭、慶應義塾福澤研究センター顧問、一般社団法人福澤諭吉協会常務理事。1939年生まれ。1963年慶應義塾大学文学部史学科国史専攻卒業。1965年同大学大学院文学研究科修士課程修了。1965~2005年慶應義塾志木高等学校教諭、1996~2005年慶應義塾福澤研究センター副所長。主な業績に、『三田演説会と慶應義塾系演説会』(慶應義塾大学出版会、1998年、平成11年度義塾賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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