エリアーデ=クリアーヌ往復書簡 1972‐1986

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エリアーデ=クリアーヌ往復書簡 1972‐1986

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  • サイズ A5判/ページ数 42,1/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766422474
  • NDC分類 979.1
  • Cコード C3014

出版社内容情報

エリアーデとクリアーヌが交わした111通の往復書簡。エリアーデの素顔や新たな事実など、新しい研究材料を提供する。

▼20世紀に新生した〈宗教学〉を代表する2人が1972年から86年にわたり交わした111通の往復書簡 。
▼ルーマニア人亡命者、宗教学者、小説家、師弟、そして友として、親しみ溢れる筆致で交わした魂の対話。

宗教学の世界的泰斗ミルチャ・エリアーデと異端の弟子ヨアン・クリアーヌが、1972年から1986年にわたり、母国語ルーマニア語で交わした111通の往復書簡。

エリアーデとクリアーヌは、共に祖国ルーマニアから亡命し、世界を舞台に活躍した宗教学者であり小説家であった。この往復書簡は、書簡を通じた2人の運命的な出会いにはじまり、次第に師弟関係が築かれ、クリアーヌがエリアーデの助言と援助を得て、大成していく軌跡、さらには師を超えゆこうとする師弟間の物語が現われている。

この書簡集はまた、知られざるエリアーデのルーマニア人亡命者としてのアイデンティティと、宗教学者、小説家、そして人として、弟子であり友であったクリアーヌから受けた多大なる影響をも物語っている。

20世紀に新生し、興隆した宗教学は、現代に何を問いうるのか ――。2人の異能なる宗教学者の対話から、新たな宗教学の可能性を問う一冊。

序文(マテイ・カリネスク)
編者覚書

往復書簡 1972年8月4日―1986年1月14日

 訳者あとがき
 エリアーデ = クリアーヌ略年譜
 エリアーデ = クリアーヌ著作一覧
 人名索引

【著者紹介】
ミルチャ・エリアーデ
1907年、ルーマニア、ブカレストに生まれる。1928年より3年間、インドに滞在し、ヨーガやタントラを学ぶ。帰国後は、ブカレスト大学で形而上学史などを教える一方で、小説『マイトレイ』を発表し、小説家としても高い評価を得る。第二次世界大戦中は、ロンドン、次いでリスボンでルーマニア公使館の文化担当官として勤務した。第二次世界大戦終結後はフランスに亡命。『宗教学概論』や『永遠回帰の神話』を発表することで、宗教学者として活躍した。1957年よりシカゴ大学に招聘され、翌年、宗教学教授に就任。1986年にシカゴで没。

内容説明

20世紀に新生した“宗教学”を代表する2人が1972年から86年にわたり交わした111通の往復書簡―。ルーマニア人亡命者、宗教学者、小説家、師弟、そして友として、親しみ溢れる筆致で交わした魂の対話。

著者等紹介

エリアーデ,ミルチャ[エリアーデ,ミルチャ] [Eliade,Mircea]
1907年、ルーマニア、ブカレストに生まれる。1928年より3年間、インドに滞在し、ヨーガやタントラを学ぶ。帰国後は、ブカレスト大学で形而上学史などを教える一方で、小説『ナイトレイ』を発表し、小説家としても高い評価を得る。第二次世界大戦中、ロンドン、次いでリスボンでルーマニア公使館の文化担当官として勤務した。第二次世界大戦終結後はフランスに亡命。『宗教学概論』や『永遠回帰の神話』を発表することで、宗教学者として活躍した

クリアーヌ,ヨアン・ペトル[クリアーヌ,ヨアンペトル] [Culianu,Ioan Petru]
1950年、ルーマニアのヤシに生まれる。ブカレスト大学卒業後、1972年にチャウシェスク独裁政権下の祖国を去って、イタリアに亡命し、ミラノのカトリック聖心大学でグノーシス主義についての研究により最初の博士号を取得。1976年からオランダのフローニンゲン大学で教えたのち、1988年からはエリアーデの跡を襲ってシカゴ大学神学部の教授となるが、1991年5月21日、シカゴ大学の校舎内で何者かによって暗殺された

ペトレスク,ダン[ペトレスク,ダン] [Petrescu,Dan]
1949‐。ルーマニアの文筆家、翻訳者、編集者、出版者。ブカレスト生まれ。ヤシ大学卒業。ヤシ大学在学中から、クリアーヌの実姉テレザ・クリアーヌなどとともに学生誌の編集に携わる。1989年の政権転換に際しては、ハンガーストライキを行ない、自宅軟禁状態となる。革命後は、ルーマニアのNGO「社会対話のためのグループGDS(Grupul pentru Dialog Social)」の主要メンバーとなり、出版社のネミラ社において積極的に編集・出版活動を行なっている。1957年よりシカゴ大学に招聘され、翌年、周子湯がく教授に就任。1986年にシカゴで没

クリアーヌ=ペトレスク,テレザ[クリアーヌペトレスク,テレザ] [Culianu‐Petrescu,Tereza]
ヨアン・ペトル・クリアーヌの二人姉弟の実姉。ヤシ大学卒業。ヨアン・クリアーヌの死後、彼の学術論文や文学作品などの編集・出版活動を積極的に行なっている

佐々木啓[ササキケイ]
1959年、東京都生まれ。1985年、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程哲学専攻(宗教学専修)退学。現在、北海道大学大学院文学研究科教授(宗教学インド哲学講座)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

6
インドに留学し、農耕的なシャーマニズムに宗教の源泉を見た青年期のエリアーデは、遊牧的なキリスト教にもその痕跡を見出し、「宇宙的キリスト教」なる抽象モデルを構築する。が、このモデルは第二次大戦を経て亡命生活の中でヨーロッパを離れ、アジア、オセアニア、アフリカをカバーし、農耕や遊牧以前の狩猟採集民の供儀を源泉とした「宇宙的宗教」に変わる。この転換には、個人史的には戦中の極右組織鉄衛団シンパだったエリアーデの自己批判が関わるという。本書は高弟クリアーヌが晩年のエリアーデのこの転回を往復書簡で問い質す対話を含む。2021/08/07

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