米中の狭間を生きる

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米中の狭間を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766422276
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0331

出版社内容情報

日韓基本条約締結から50年を迎える今年、韓国を客観的に理解し、日韓関係の課題と展望を冷静かつ建設的に論ずる上でも重要な1冊。

東アジアの安定に向け
日韓連携の時代へ!

東アジアにおける中国の台頭とアメリカの衰退、北朝鮮の核問題……
韓国の苦悩は日本にとって他人事と言えるだろうか?
韓国知識人へのインタビューを通して見えてきた現代韓国の外交・安全保障における課題と戦略を、日本との比較を交えながら浮き彫りにする。

知的に、笑顔で、語り合おう ―― 「韓国知識人との対話」シリーズ刊行にあたって

はじめに
 <b>1 冷戦後日韓関係の浮き沈み</b>
  一九九〇年代の「和解」 / 変わる風向きと空気
  民主党政権下の試みの挫折 / 日韓新政権の確執
 <b>2 本書のねらい</b>

第1章 アジアの中心に戻る中国
 <b>1 薄い脅威認識</b>
  アジアの複合的秩序形成を / 「強い中国」を含めた柔軟な地域秩序
  へ
  覇権主義にはならない / 経済格差と政治的自由化
 <b>2 中国の台頭には二面性がある</b>
  中国との歴史問題と北朝鮮問題 / 経済力は政治力に転化する
  元の場所に戻ってきた中国
 <b>3 中国中心のアジアは「正常」なアジア</b>
  明治維新以降の一五〇年間は歴史的例外 / 中国「再台頭」と米中二
  極システム
  韓国保守派の覇権主義への懸念
 <b>4 中国台頭の時代の韓国と日本</b>
  日本が地域主義のリーダーシップを / 米中の狭間に立つ日韓

第2章 岐路に立つ東アジアとアメリカ
 <b>1 アメリカの経済問題がカギ</b>
  多極システムの下で相互に関与とヘッジ / 経済問題ゆえにアジア太
  平洋に戦略的照準
  アメリカの外交は国内政治の延長
 <b>2 米中間の対立と協調</b>
  米中間の安全保障ジレンマ / アメリカの対中政策は複合的
  アメリカは中国の影響力を認めざるを得ない
 <b>3 多国間地域協力の中のアメリカ</b>
  岐路に立つアメリカ / 多国間協力は不可避の趨勢
 <b>4 米中関係と韓国</b>
  韓米同盟は米中関係とは無関係 / 米中間の競争と共存
  複雑な韓国のポジション / 韓国政府と国民の認識には差がある

第3章 北朝鮮政策をめぐる論争
 <b>1 太陽政策の狙いと挫折</b>
  安全保障を優先するアメリカが障害に / かみ合わない韓国とアメリ
  カ / 三つの「失われた五年」
 <b>2 李明博政権の北朝鮮政策とその後</b>
  中庸の政策を継続すべき / 「非核・開放・三〇〇〇」の問題点
  韓国には北朝鮮との関係改善が重要 / 太陽政策は信頼構築に失敗
  目的は核の放棄と平和共存
 <b>3 北朝鮮の今後と統一問題</b>
  市場化は後戻り不能 / プロセスとしての統一 / 注意深く悲観的
  もし北朝鮮が崩壊したら / 体制崩壊後は国際社会が介入
 <b>4 中国の思惑と役割</b>
  北朝鮮の非核化よりも安定重視の中国 / 北朝鮮は中国の核心的利益
  ではない
  朝鮮半島の地政学的「再発見」 / 重い通りにはならない北朝鮮
 <b>5 日本の役割と日韓関係</b>
  日朝国交正常化は北東アジアの安定に寄与 / 日本と韓国が一番の当
  事者 / 日韓協力の障害

第4章 東アジアのなかの韓国と日本
 <b>1 米中の狭間に立つ韓国と日本</b>
  グローバリゼーションのなかの中国 / 本来の姿ではない日本
  日韓は自然なパートナー / 米中両国にソフトな均衡を
 <b>2 東アジア多国間協力と日韓関係</b>
  日中韓協力がコア / 大きな絵のなかの日韓関係 / 周辺から未来を
  構築
  対米依存は対立への近道 / 多国間協力に中国を誘う
  現在は同盟から多国間協力への過渡期
 <b>3 市民社会と若者の役割</b>
  若者はコスモポリタン / 若い世代に夢を / 日韓共通の戦略を
 <b>4 日韓「ミドルパワー協力」の可能性</b>
  韓国のミドルパワー戦略 / 日韓では認識が障害 / 米中に挟まれた
  日本と朝鮮半島
  歴史問題に変化も / 朝鮮半島統一と日本の役割 / 歴史問題は未来
  の問題
  日本と韓国は同じ立場に立てるか

おわりに
 <b>1 知識人と一般世論</b>
  気になる日本 / 若者がリードする対日世論
 <b>2 日本外交への教訓とヒント</b>
  韓国の悩みは日本の悩み / 多国間協力がカギ / 米中の狭間からア
  メリカを見る
  改めて日韓「ミドルパワー協力」を考える

参考文献
インタビューリスト

【著者紹介】
添谷 芳秀
慶應義塾大学法学部教授、Ph.D.(国際政治学)。
1955年生まれ。1979年上智大学外国語学部卒業、81年同大学院国際関係論専攻博士前期課程修了、87年米国ミシガン大学大学院政治学専攻博士課程修了。84年上智大学国際関係研究所助手、87年財団法人平和安全保障研究所研究員、88年慶應義塾大学法学部専任講師、91年同助教授を経て、95年より現職。外務省政策評価アドヴァイザリーグループ・メンバー(2003年-2013年)、「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」委員(官邸、2010年)、防衛施設中央審議会委員(2000-2009年)、「21世紀日本の構想懇談会」メンバー(官邸、1999-2000年)等を歴任。
主要著作に『日本外交と中国 1945~1972』(慶應通信、1995年)、 <i>Japan’s Economic Diplomacy with China, 1945-1978</i> (Clarendon Press, 1998)、『日本の「ミドルパワー」外交 ―― 戦後日本の選択と構…

内容説明

中国中心のアジアは「正常」か。アメリカの衰退とアジア太平洋戦略。米中間の安全保障ジレンマ。太陽政策の狙いと挫折、もし北朝鮮が崩壊したら。東アジア多国間協力と日韓関係ほか、東アジアの安定に向け日韓連携の時代へ!

目次

第1章 アジアの中心に戻る中国(薄い脅威認識;中国の台頭には二面性がある;中国中心のアジアは「正常」なアジア;中国台頭の時代の韓国と日本)
第2章 岐路に立つ東アジアとアメリカ(アメリカの経済問題がカギ;米中間の対立と協調;多国間地域協力の中のアメリカ;米中関係と韓国)
第3章 北朝鮮政策をめぐる論争(太陽政策の狙いと挫折;李明博政権の北朝鮮政策とその後;北朝鮮の今後と統一問題;中国の思惑と役割;日本の役割と日韓関係)
第4章 東アジアのなかの韓国と日本(米中の狭間に立つ韓国と日本;東アジア多国間協力と日韓関係;市民社会と若者の役割;日韓「ミドルパワー協力」の可能性)

著者等紹介

添谷芳秀[ソエヤヨシヒデ]
慶應義塾大学法学部教授、Ph.D.(国際政治学)。1955年生まれ。1979年上智大学外国語学部卒業、81年同大学院国際関係論専攻博士前期課程修了、87年米国ミシガン大学大学院政治学専攻博士課程修了。84年上智大学国際関係研究所助手、87年財団法人平和安全保障研究所研究員、88年慶應義塾大学法学部専任講師、91年同助教授を経て、95年より現職。外務省政策評価アドヴァイザリーグループ・メンバー(2003年‐2013年)、「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」委員(官邸、2010年)、防衛施設中央審議会委員(2000‐2009年)、「21世紀日本の構想懇談会」メンバー(官邸、1999‐2000年)等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。