キリスト教哲学入門―聖トマス・アクィナスをめぐって

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キリスト教哲学入門―聖トマス・アクィナスをめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766421521
  • NDC分類 132.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

本書は中世哲学史の世界的権威エティエンヌ・ジルソンが、聖トマスの思想をてがかりにし、存在について語った晩年のエッセイである。

中世哲学の泰斗が語る神の存在と信仰の哲学

▼本書は、中世哲学史の世界的権威エティエンヌ・ジルソンが、聖トマスの思想をてがかりにしながら、存在について語った晩年のエッセイである。神の存在を哲学的手法で証明し、かつ信仰のなかで哲学をすることの意義を「キリスト教哲学」の名のもとで主張する。
▼ジルソンは、「神はあるか」という根源的な問いを投げかける。直観の光に照らされた思考の道筋で明らかにされるのは、神の「存在」ではなく、「神は存在そのものである」という真理である。したがって、われわれ人間やそれ以外の創造物すべては、存在者として、本質と存在のはたらきによって現実存在しているのである。
聖トマスの思想に向かって存在性の無限の海を泳いでゆく、啓示にみちた一冊。

序文
第1章 信仰のなかの哲学
第2章 存在の原因
第3章 ありてある者
第4章 本質を超えて
第5章 存在論を超えて
第6章 根本的真理
第7章 中心問題
第8章 因果性と分有
第9章 存在と本質
第10章 存在、現実態、目的
訳者解説(山内志朗)
参考文献

【著者紹介】
エティエンヌ・ジルソン
1884年生まれ。中世哲学研究者。リール、ストラスブールの大学で教鞭をとった後、パリ大学で中世哲学史を教える。コレージュ・ド・フランスの中世哲学史教授、カナダのトロント大学中世思想研究所の所長を歴任。著書に、『中世哲学史』、『中世哲学の精神』、『存在と本質』など多数。1978年没。

内容説明

神なしには何も存在しない。そしてまた、何ものも神ではない。「神は存在そのものである」という驚くべき真理が、聖トマスをめぐる思索の上に明らかにされる。中世思想の新古典。

目次

第1章 信仰のなかの哲学
第2章 存在の原因
第3章 ありてある者
第4章 本質を超えて
第5章 存在論を超えて
第6章 根本的真理
第7章 中心問題
第8章 因果性と分有
第9章 存在と本質
第10章 存在、現実態、目的

著者等紹介

ジルソン,エティエンヌ[ジルソン,エティエンヌ] [Gilson,´Etienne]
1884年生まれ。中世哲学研究者。リール、ストラスブールの大学で教鞭をとった後、パリ大学で中世哲学史を教える。コレージュ・ド・フランスの中世哲学史教授、カナダのトロント大学中世思想研究所の所長を歴任。1978年没

山内志朗[ヤマウチシロウ]
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新潟大学人文学部教授を経て現在に至る

松本鉄平[マツモトテッペイ]
1987年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科仏文学専攻前期博士課程修了。同大学院後期博士課程、フランス・ボルドー第三大学博士課程在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bevel

6
まず存在のはたらき(esse)があり、完全性をもちすべてがこれに帰属する。存在者(ens)は、エッセから現実存在を授かった基体としての有限な本質であり事物である。神とは至高の本質、つまり有限な本質の規範であり、神においてこの本質は存在でもある。「存在するかぎりでの存在」と神の存在は異なるのだ。能動知性は、感覚的経験から出発し、抽象化という方法を通じて、直接的に原理を理解する。それは、神の光を模倣し神の卓越性を表現するが、神の知性とは異なる。神は、存続と存在を保証する創造主として認識論を条件づける。2015/01/13

うえ

3
神を信じられるかどうか。それは聖書を書いたのは人間ではない、と信じられるかどうか。不合理ゆえに。山田晶と安藤孝行の論争に触れる訳者後書きはおもしろい。2014/12/08

星規夫

1
入門とあるが、全然簡単ではない。キリスト教哲学自体が難解だから、入門するにも敷居が高い。それにしても、「神は実在するのか」とか「神の本質とは何か」とか、そういういくら考えても答えの出なさそうな問いに、どこまでも真剣に究明しようとする試みには脱帽するしかない。適当なたとえ話やイチかゼロかの思考放棄に走らないで、難解な論理を駆使して超越者に向かい合う姿勢に、西洋思想の強靭さを垣間見たような気がする。2017/01/25

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