浮世絵とパトロン―天皇・将軍・大名の愛した名品たち

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浮世絵とパトロン―天皇・将軍・大名の愛した名品たち

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766421187
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0071

出版社内容情報

葛飾北斎『西瓜図』、月岡雪鼎『正月羽根突き美人図』、などの名品の数々を、天皇や将軍や大名たちはどのように愛し収集したのか。

浮世絵は庶民だけのものではなかった!?

葛飾北斎『西瓜図』、月岡雪鼎『正月羽根突き美人図』、歌川国芳『山王祭礼』、勝川春章『婦女風俗十二ケ月』、鳥文斎栄之『朝顔美人図』などの名品の数々を、天皇や将軍や大名たちはどのように愛し収集したのか。
▼江戸初期から幕末までの作品を丁寧に読み解き、浮世絵の文化的・歴史的背景を浮き彫りにする。

はじめに

第一章 浮世絵の歴史と受容――庶民のケース
 浮世絵の誕生 / 菱川師宣と浮世絵以降 / 浮世絵版画の売価
 生き残りをかけた真剣勝負の場

第二章 市井の風俗画を愛でた天皇・皇族たち
 1 北斎の静物画と光格天皇――『西瓜図』をめぐる考察
   都の貴族と絵画 / 『西瓜図』の解剖 / 静物画の意味
 2 栄之の隅田川図と後桜町上皇――『吉原通い図巻』
   女帝が愛でた絵巻物 / 妙法院宮の絵好き /
   隅田川図と吉原通い図
 3 月岡雪鼎と皇族・公家たち――『正月羽根突き美人図』
   僧位をもらう絵師 / 「大内裏御殿拝領」の美人画 /
   『騎牛吹笛美人図』の再検討

第三章 鷹狩りの余興に、浮世絵師を呼び寄せた天下の将軍
 将軍と絵画 / 御前揮毫の真実 / 御上覧はしばしば? /
 御前揮毫はいつ?

第四章 国貞・国芳・広重の錦絵版画を楽しんだ尾張藩の幼君
 御三家尾張徳川家の什宝 / 藩主慶臧の遺愛品 / 天下祭絵巻の謎

第五章 浮世絵贔屓の正横綱、松浦静山公
 随筆『甲子夜話』筆者の素顔 / 静山コレクションの全貌

第六章 築山御殿の美人たち――大和郡山藩の俳諧大名
 大名俳人と浮世絵師 / 信鴻と春章との接点 /
 築山御殿の謎――大名庭園を描く風俗画 / 蓬?島と園内の景色

第七章 寛政改革の立役者――白河候松平定信の素顔
 能吏か趣味人か / 錦絵を貼り込んだ巻物

第八章 広重二題――天童藩・阿波藩との逸事
 天童藩が発注した大量の画幅 / 阿波藩蜂須賀家所蔵の名所画帖

第九章 浮世絵に現をぬかした貴人たち

補 章  浮世絵――貴人の肖像画
 亡き愛妻を絵位牌にした暴君 / 像の主と依頼者 /
 肖像画を自身の身代わりとした賢君

 コラム 浮世絵の語源 / 江戸時代に海外へ渡った浮世絵 /
     知られざる浮世絵の名匠たち / 浮世絵の価格


あとがき
新版の刊行にあたって

【著者紹介】
内藤 正人
1963年愛知県名古屋市生まれ。1988年慶應義塾大学大学院修士課程修了。出光美術館主任学芸員を経て、現在、慶應義塾大学文学部教授、慶應義塾大学アート・センター所長。博士 (美学)。専門は日本美術史。著作に、『江戸の人気浮世絵師――俗とアートを究めた15人』 (幻冬舎新書、2012年)、『勝川春章と天明期の浮世絵美人画』 (東京大学出版会、2012年)、『新撰 歌川広重 保永堂版 「東海道五十三次」 神髄集成』 (小学館、2011年)など。

内容説明

葛飾北斎『西瓜図』、月岡雪鼎『正月羽根突き美人図』、伝歌川国芳『山王祭礼附祭絵巻』、勝川春章『婦女風俗十二ケ月図』、鳥文斎栄之『朝顔美人図』などの名品の数々を、天皇や将軍、大名たちはどのように愛し収集したのか。江戸初期から幕末までの作品を丁寧に読み解き、浮世絵の文化的・歴史的背景を浮き彫りにする。

目次

第1章 浮世絵の歴史と受容―庶民のケース
第2章 市井の風俗画を愛でた天皇・皇族たち
第3章 鷹狩りの余興に、浮世絵師を呼び寄せた天下の将軍
第4章 国貞・国芳・広重の錦絵版画を楽しんだ尾張藩の幼君
第5章 浮世絵贔屓の正横綱、松浦静山公
第6章 築山御殿の美人たち―大和郡山藩の俳諧大名
第7章 寛政改革の立役者―白河侯松平定信の素顔
第8章 広重二題―天童藩・阿波藩との逸事
第9章 浮世絵に現をぬかした貴人たち
補章 浮世絵―貴人の肖像画

著者等紹介

内藤正人[ナイトウマサト]
1963年愛知県名古屋市生まれ。1988年慶應義塾大学大学院修士課程修了。出光美術館主任学芸員を経て、慶應義塾大学文学部教授、慶應義塾大学アート・センター所長。博士(美学)。専門は日本美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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伊室茨

1
長いこと読んでいる本に登録していた本がついに読破出来ました!!浮世絵と言えば江戸時代の庶民の間で流行したことは勿論のこと、実は天皇や公家、将軍などの武家などといった位の高い方々にも親しまれていたことに驚いた。しかしながらパトロンとはいっても狩野派のような御用絵師や西洋の画家のように、日本の浮世絵師の場合はパトロンの庇護のもとで画力を磨くわけではないそうである。そのような点状の付き合いでありながらも高貴な身分の方の目に浮世絵が触れられていたのなら、改めて浮世絵研究の進歩の足掛かりになるのではないだろうか。2018/12/21

h1r04

0
学術的にもちゃんとしてるし全然知らない知識が多いから面白い2017/11/12

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