内容説明
日中国交正常化の時代、知日派組織が果たした役割とは?周恩来と強い絆で結ばれた日本生まれの対日政策実務統括者、廖承志(りょうしょうし)とそのグループの活動の実態、そして彼らの活動の日中関係における意味を探る。
目次
対日政策と廖承志―分析の視座
第1部 廖承志と廖班―人と組織
第2部 廖班の対日工作をめぐる中国・日本・国府の攻防
第3部 現代中国から見る廖承志とその時代
知日派の役割―21世紀の日中関係への示唆
補遺 中国の外交官から見た廖承志
著者等紹介
王雪萍[オウセツヘイ]
東京大学教養学部准教授。1976年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了、博士(政策・メディア)。専門分野:戦後日中関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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