井筒俊彦全集〈第7巻〉イスラーム文化1981年‐1983年

個数:
電子版価格
¥8,580
  • 電書あり

井筒俊彦全集〈第7巻〉イスラーム文化1981年‐1983年

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 20時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 664,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766420777
  • NDC分類 120.8
  • Cコード C3310

出版社内容情報

イスラームという宗教、文化を知るための、最適の書。1981年~1983年の成熟しつつある時期の著作群を、発表年月日順に収録。

イスラームという宗教、文化を知るための、最適の書。

▼1981年~1983年の思索が成熟しつつある時期に書かれた著作群を、発表年月日順に収録。

▼著作集・単行本未収録の「イラン・イスラムの黙示録」は、イランでの生活やホメイニ革命について語る貴重な逸品。旧友や師をセンチメンタルに語るエッセイも収録。

▼月報執筆は、井筒と知己であるヘルマン・ランドル氏、湯川豊、河合俊雄各氏。

凡 例

 <b>一九八一年</b>
イスラーム文化 ―― その根柢にあるもの
 はじめに / ?T 宗教 / ?U 法と倫理 / ?V 内面への道 / 後 記

 <b>一九八二年</b>
『みすず』読書アンケート(一九八一年)への回答
イラン・イスラムの黙示録
追 憶―― 西脇順三郎に学ぶ

 <b>一九八三年</b>
デリダ現象
幻影の人―― 池田彌三郎を憶う
行脚漂泊の師 ムーサー
「読む」と「書く」
コーランを読む
 第一講 『コーラン』を「読む」方法
  一 『コーラン』の形成 / 二 「読む」こと
 第二講 神の顕現
  三 『コーラン』の解釈学 / 四 「開扉」の章 / 五 神の顔
 第三講 神の讃美
  六 存在、すなわち讃美 / 七 神の生ける徴(しるし)
 第四講 神の創造と審き
  八 イスラームの人間観 / 九 『コーラン』の存在感覚 /
  一〇 信仰の概念 /
  一一 イスラームの終末観
 第五講 『コーラン』のレトリック的構成
  一二 レアリスティックな表現レベル / 一三 イマジナルな表現
  レベル /
  一四 ナラティヴな表現レベル
 第六講 終末の形象と表現(その一)
  一五 レトリックの言語学 / 一六 『コーラン』の発展と表現意
  識 / 一七 終末の描写
 第七講 終末の形象と表現(その二)
  一八 レトリックの重層性 / 一九 終末の概念とイマージュ
 第八講 実存的宗教から歴史的宗教へ
  二〇 神の奴隷 / 二一 アブラハムの宗教
 第九講 「存在の夜」の感触
  二二 存在の夜 / 二三 預言者と預言現象
 第十講 啓示と預言
  二四 啓示の構造 / 二五 神の導きの二面性 / 二六 質問に
  こたえて
 後 記


 解 題 木下雄介
 『コーランを読む』小見出し一覧
 索 引

【著者紹介】
井筒 俊彦
1914年東京・四ツ谷生まれ。1937年慶應義塾大学英語英文学科卒業、同大学文学部助手。1941年『アラビア思想史』、49年『神秘哲学』。1959年から2年間にわたって中近東・欧米でイスラーム研究に従事。1961年マギル大学客員教授、69年同大学イスラーム学研究所テヘラン支部教授、75年イラン王立研究所教授。
1979年イラン革命激化のためテヘランから日本に帰国。『意識と本質』(1980-82年)、『意味の深みへ』(1985年)、『コスモスとアンチコスモス』(1989年)、『超越のことば』(1991年)、絶筆『意識の形而上学』(1993年)など代表著作を発表。1993年北鎌倉の自宅にて逝去(78歳)。

目次

一九八一年(イスラーム文化―その根柢にあるもの)
一九八二年(『みすず』読書アンケート(一九八一年)への回答
イラン・イスラムの黙示録
追憶―西脇順三郎に学ぶ)
一九八三年(デリダ現象;幻影の人―池田彌三郎を憶う;行脚漂泊の師ムーサー ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みねたか@

26
稀代の専門家が分かり易く語る講演録。「イスラーム文化」では遊牧民と商人,アラブ的価値とペルシア的価値等、異なる伝統的価値体系の激突を通じ世界宗教となっていく過程を描出。「コーランを読む」は、当時のアラビア半島の社会的文化的状況を背景に、いかにイスラームが革新的な教えであったかを「開扉の章」7節で集中的に解題。これでコーランを読む入口に立てた気がする。そして亡き長年の友との交遊を描いた「幻影の人」。学者,思想家としてはもちろん。文筆家として超一流であったことを教えてくれる。2019/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8227961
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。