井筒俊彦全集〈第4巻〉イスラーム思想史 1954年‐1975年

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井筒俊彦全集〈第4巻〉イスラーム思想史 1954年‐1975年

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  • サイズ B6判/ページ数 632p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766420746
  • NDC分類 120.8
  • Cコード C3310

出版社内容情報

著作集、単行本未収録の『研究社世界文学辞典』への執筆項目「アラビア文学」他など、著作、代表著作『イスラーム思想史』を収録。

日本から世界へ、井筒俊彦の第二期が始まる。

▼著作集、単行本未収録の『研究社世界文学辞典』への執筆項目「アラビア文学」「トルコ文学」「ペルシア文学」から始まり、レバノンやカナダ、ボストンから日本へ宛てた便りなどユニークな著作、そして代表著作『イスラーム思想史』を収録。

▼各著作の基本的な書誌情報に加えて、『イスラーム思想史』の各版の重要な校異を記載。

▼瀬戸内寂聴氏、小杉泰氏といった豪華な月報執筆陣に加え、本巻から井筒俊彦の数多くの著作を担当した元岩波書店編集者合庭惇氏の連載を開始、井筒との日々、その横顔を語る。

凡例

 <b>一九五四年</b>
『研究社世界文学辞典』執筆項目(アラビア文学・トルコ文学・ペルシア文学)

 <b>一九五七年</b>
『愛のロゴスとパトス』訳者序
マホメットとコーラン
『コーラン』はしがき
『コーラン』解説

 <b>一九五八年</b>
記号活動としての言語
コーランと千夜一夜物語

 <b>一九五九年</b>
レバノンから ベイルートにて

 <b>一九六〇年</b>
カナダ・モントリオールにて

 <b>一九六一年</b>
ボストンにて
『コーラン』改訳の序

 <b>一九六三年</b>
改訳『コーラン』後記

 <b>一九六七年</b>
哲学的意味論

 <b>一九六九年</b>
コーラン翻訳後日談

 <b>一九七二年</b>
東西文化の交流

 <b>一九七四年</b>
回教哲学所感―― コルバン著「イスラーム哲学史」邦訳出版の機会に

 <b>一九七五年</b>
禅における言語的意味の問題
イスラーム思想史――神学・神秘主義・哲学
 第一部 イスラーム神学――Kal?m
  一 アラビア沙漠の精神とコーラン /
  二 イスラーム法学諸派の形成とその基本概念 /
  三 思弁神学の発生 /
  四 ムアタズィラ派出現まで /
  五 ムアタズィラ派の合理主義 /
  六 アシュアリーの出現とその思想史的意義 /
  七 イマーム・ル・ハラマインの思弁神学体系 /
  八 ガザーリーにおける理性と信仰
 第二部 イスラーム神秘主義(スーフィズム)―― Ta?awwuf
  一 スーフィズムの起源 /
  二 初期の修道者たち /
  三 修業道の理論的反省 /
  四 神秘主義的思想形成の発端 /
  五 初期スーフィズム思想の黄金時代
 第三部 スコラ哲学(Falsafah)――東方イスラーム哲学の発展
  一 ギリシア哲学の移植 /
  二 最初の哲学者キンディー /
  三 「第二の師」ファーラービー /
  四 純正同胞会(Ikhw?n a?-?af?') /
  五 イブン・スィーナー(Avicenna)の哲学 /
  六 ガザーリーの哲学批判
 第四部 スコラ哲学(Falsafah)――西方イスラーム哲学の発展
  一 「孤独の哲人」イブン・バーッジア(Avempace) /
  二 イブン・トファイル(Abubacer)の哲学小説 /
  三 イブン・ルシド(Averroes)の思想 /
  四 イブン・アラビーの神秘哲学――西方から東方へ
 後 記

  解 題 木下雄介
  索 引

【著者紹介】
井筒 俊彦
1914年東京・四ツ谷生まれ。1937年慶應義塾大学英語英文学科卒業、同大学文学部助手。1941年『アラビア思想史』、49年『神秘哲学』。1959年から2年間にわたって中近東・欧米でイスラーム研究に従事。1961年マギル大学客員教授、69年同大学イスラーム学研究所テヘラン支部教授、75年イラン王立研究所教授。
1979年イラン革命激化のためテヘランから日本に帰国。『意識と本質』(1980-82年)、『意味の深みへ』(1985年)、『コスモスとアンチコスモス』(1989年)、『超越のことば』(1991年)、絶筆『意識の形而上学』(1993年)など代表著作を発表。1993年北鎌倉の自宅にて逝去(78歳)。

目次

『研究社世界文学辞典』執筆項目(アラビア文学・トルコ文学・ペルシア文学)
『愛のロゴスとパトス』訳者序
マホメットとコーラン
『コーラン』はしがき
『コーラン』解説
記号活動としての言語
コーランと千夜一夜物語
レバノンから ベイルートにて
カナダ・モントリオールにて
ボストンにて〔ほか〕

感想・レビュー

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funuu

6
「イスラム法なるものは、生活のドグマ化なのであって、個人生活はそれによって最も微細な所まで詳しく規定されている。しかもその禁止するところは余りにも多いのである。絹の着物は着てはいけない、金銀の食噐は使ってはいけない、酒は飲んではいけない。そして、これらの禁を犯すものは当然地獄へ堕ちるものとされた。このような事態、一方には無限の快楽がありながら、他方には厳格な地獄の却火の罰をもってその享楽を禁じている。」2015/02/15

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