内容説明
本書は、日本史上もっともラディカルかつ多様に軍事について考察し、議論した元老院議官たちの政治思想を「国民皆兵」の観念を軸に追い、政治と軍事との境界線に関わる問題群を体系的に描き出す力作である。
目次
第1章 「護国ノ義務」論争
第2章 軍隊観の角逐
第3章 津田真道の「国民皆兵」批判
補論 元老院議官としての津田真道
第4章 「徴集猶予」と「平等」
第5章 「立法ノ源」たる条件
著者等紹介
尾原宏之[オハラヒロユキ]
政治思想史研究者、立教大学非常勤講師、フリーランス・ライター。1973年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。NHK勤務を経て、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学)。元首都大学東京都市教養学部法学系助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件