内容説明
民法の基本ルールはどのように変わるのか?改正の視点、改正の論理とは?民法改正の行方を読み解く鍵となる視点を明快に提示しながら、民法をより深く理解する。まず学ぶべき改正論の原点。
目次
1 なぜ今民法改正か(民法改正の経緯;民法改正の目的;民法改正の基本指針)
2 債権法の改正(民法総則;債権総論;契約総論;契約各論;法定債権―事務管理、不当利得および不法行為)
3 物権法の改正(物権法の改正の必要性;物権の主体;物権の客体;物権の効力;物権の変動)
4 家族法の改正(家族法改正をめぐる最近の動き;親族法の領域;相続法の領域;家族法改正のゆくえ)
5 民法はどこに向かっているか(民法の国際的動向;日本民法のゆくえ)
著者等紹介
松尾弘[マツオヒロシ]
慶應義塾大学大学院法務研究科教授。1962年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得。横浜市立大学商学部助教授、横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授を経て、現職。この間、シドニー大学客員教授、オックスフォード大学客員研究員、社会資本整備審議会(住宅宅地分科会)臨時委員、公認会計士試験委員(民法)などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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