内容説明
普遍的な法体系は存在するのか?法改正が進展する現在、法分析への視点を提供する本書の意義はきわめて高い。訳者による詳細な解説を付し新版として復刊。
目次
1 オースティンの法体系論
2 オースティンの理論:批判
3 規範理論の構成要素
4 法の個別化について
5 ケルゼンの法体系論
6 諸規範の体系としての法体系
7 諸法の体系としての法体系
8 法体系の同一性
9 法体系の存在について
おわりに 源泉、規範性および個別化
著者等紹介
ラズ,ジョゼフ[ラズ,ジョゼフ][Raz,Joseph]
1939年生まれ。ヘブライ大学法学修士(1963年)、オックスフォード大学法学博士(1967年)。オックスフォード大学法哲学教授(ベイリオル・カレッジ)、コロンビア大学ロー・スクール教授のほか、ロックフェラー大学、オーストラリア国立大学、カリフォルニア大学バークレー校、コロンビア大学、トロント大学、エール大学ロー・スクール、ロンドン大学キングズ・カレッジなどの各客員教授を歴任
松尾弘[マツオヒロシ]
1962年生まれ。慶應義塾大学法学修士(1987年)、一橋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得(1990年)。横浜市立大学商学部助教授、横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授を経て、慶應義塾大学大学院法務研究科教授。この間、シドニー大学(1997年)、イエナ大学(1998年)の各客員教授、オックスフォード大学客員研究員(1998年~1999年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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