内容説明
丘の上60年、経済学とともに歩んで。―理論経済学の泰斗である著者が、自らの歩みを振り返り、恩師の追憶、海外での研究生活と交友の思い出、そして自らの趣味を綴る。米寿を迎えた経済学者のエッセー集。
目次
1 私の経済学遍歴(慶應義塾における理論経済学の伝統;経済学わが道 ほか)
2 記念講演五題(経済学者小泉信三;高橋誠一郎と経済学説史研究 ほか)
3 とつくにびと回想(追悼録ポール・A.・サミュエルソン教授;追想サミュエルソン教授の来塾 ほか)
4 折に触れて(一通の推薦状―小泉信三先生没後四十年;MRK創立五十年を祝す ほか)
5 ホビーあれこれ(書斎の外・蝶;幼稚舎シンフォニー・蝶のすすめ ほか)
著者等紹介
福岡正夫[フクオカマサオ]
慶應義塾大学名誉教授。1924年東京生まれ。1947年慶應義塾大学経済学部卒業、同年同大学経済学部助手となる。1953~55年アメリカ、ハーヴァード大学に留学。1960年慶應義塾大学経済学部教授。以降経済学部長、慶應義塾常任理事等を歴任。1966~67年イギリス、ケンブリッジ大学で研究。1990年慶應義塾大学名誉教授。以降、創価大学経済学部教授、関東学園大学経済学部教授、那須大学都市経済学部教授を務める。経済学博士。1979年日経・図書文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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