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慶應義塾大学教養研究センター選書
牧神の午後 マラルメを読もう

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  • サイズ B6判/ページ数 107p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766418378
  • NDC分類 951
  • Cコード C0398

目次

序章 マラルメを読む
第1章 牧神と不在の妖精
第2章 自然と芸術
第3章 牧神の情欲
終章 詩を読むこと

著者等紹介

原大地[ハラタイチ]
慶應義塾大学商学部准教授。1973年生まれ。2004年、東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程単位取得退学(仏語仏文学専修)。同年、パリ第四大学(ソルボンヌ)博士課程修了。慶應義塾大学商学部専任講師を経て、2011年より現職。専門はフランス語・フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

7
マラルメをフランス語で読もうとしたことあるけどイミフ過ぎて敬遠していた。非常に分かりやすそうな本なので読んでみた。予想にたがわず、平易で過不足なく、なんといってもテンポ良く解説されている。その一方で、一人でマラルメを読み解くのは不可能だなってことは良く分かった。やっぱ詩って難しいわ。何人もの知恵を絞って読まないと無理だろうな。そもそも昔は注まで含めて詩だったんだから難しくて当然か。マラルメ入門としては最適だとは思う。2012/10/02

ルンブマ

1
マラルメ、時間(作品)をある出発点から終始点まで突き進む単一な軌跡としてみてないな。2019/06/05

seer78

1
マラルメの詩をフランス語のまま味読するという無茶な試み。途中で、マラルメの芸術観にも多く紙数がさかれている。プラトン的伝統にマラルメを位置付ける件や詩と音楽の緊張関係の話はとても興味深くためになる。プラトンに言わせれば、芸術とは「ない」ものを「ある」ものとして見せかけることだと。対して、自然は「ある」ものとして「ある」ものとされる。こういう前提に立って、牧神の欲望が夢か現であったかが粘り強く追究される詩 『牧神の午後への前奏曲』は書かれた。著者はマラルメの詩を作者の厳密さに見合う緻密さで読み解いていく。2011/07/29

鯖子

0
レポートの下調べ用に購入しました。やっぱり詩を読むのは難しいなあと思いました。かなり易しい解説がされているにもかかわらず、理解できないところが多々ある感じ。脳みそをフルに使わなければ……。でも、『「牧神の午後」への前奏曲』に具体的なイメージが浮かんだので良かったです。2013/08/31

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