内容説明
雑誌『bit』編集長を長年にわたって務め、編集長として数々の名著を送り出してきた著者が、理科系の文章の書き方、見せ方、洗練の仕方を実務に対応できるように徹底解説。LATEXを用いた表現や、著作権・知的財産権に関しても必須の基礎知識を提供する。
目次
第1章 ライティングの目標と目的
第2章 ライティングの準備
第3章 文書と文章
第4章 文章の押えどころ
第5章 言葉の深み
第6章 数字、数式、記号、単位の使いこなし
第7章 専門用語の表記
第8章 表現の工夫
第9章 ライティングにおける法律
第10章 文章と文書の仕上げ
第11章 話しの技法
著者等紹介
小山透[コヤマトオル]
1948年11月27日、千葉県柏市生まれ。1971年3月、東京理科大学理工学部数学科卒業。同年4月、共立出版(株)入社、書籍編集部配属。1981年9月、コンピュータ・サイエンス誌『bit』(1969年3月~2001年4月)編集部異動。1986年4月、同誌編集長着任。1993年6月、同誌編集長退任、書籍編集部に復帰。1998年10月、編集部長着任。2008年1月、(株)近代科学社顧問着任、同年6月、共立出版(株)退社、同年7月、(株)近代科学社・取締役編集部長着任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおカワ
6
本をたくさん読んで、のんびり考えて、人と話す。基本のきみたいです。2013/05/07
satochan
1
理系の留学生を指導するとき、論文の書き方を知っておいたほうがいいなと思って読んだ。実際の論文の例とかはないけれど、見せ方の工夫や、記号の使い方、文の構成などが書かれており、編集者でもある著者の視点が的確でおもしろかった。本も見やすい。また、論文を中断して、また再開させるときの方法など、心理面にものすごく配慮している感じがあり、ちょっと笑った。書かないとって思っても書くという動作に移れなかったり、書いてる途中で嫌になったりいろいろするよなあと自身の経験を思い出した。図書館で借りたが、買おうと思う。2018/09/09