内容説明
ダンスと国家の危険な関係?「調和」、「秩序」、「中央集権」を表象していたフランスのダンスは、20世紀、多くの革新的試みの洗礼を受ける―今ふたたび国家と手を取り合い踊り始めるのか。身体を揺さぶるコンテンポラリー・ダンスの世界。
目次
1 ダンスをめぐる状況
2 コンテンポラリー・ダンス
3 ダンスと制度の危険な関係?
4 現在のダンス
それでも地球は回っている…
著者等紹介
イズリーヌ,アニエス[イズリーヌ,アニエス][Izrine,Agn`es]
1959年生まれ。ダンサー経験後、パリ第三大学で舞台装置術を、パリ第八大学で現代文学を学ぶ。パリ・オペラ座の機関紙と雑誌「ダンセ(Danser)」の記者を経て、8年間国立振付センターの総務部長を務める。現在、「ダンセ」編集長
岩下綾[イワシタアヤ]
1979年、東京生まれ。慶應義塾大学博士課程在学中にフランス政府給費留学生として渡仏、パリ第四大学(ソルボンヌ)で文学博士号取得。現在、日本学術振興会特別研究員。専門はフランソワ・ラブレーの作品を中心としたフランス16世紀の文芸
松澤慶信[マツザワヨシノブ]
1958年、名古屋生まれ。慶應義塾大学修士課程修了後、ロンドン・ラバン・センターに留学。現在、日本女子体育大学准教授。専門は舞踊美学、舞踊史学、舞踊評論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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