内容説明
「育ての歪み」と「育ちの危うさ」に直面しているいま、家庭の子育て、保育や学校教育の現場経験を踏まえ、関係発達論から子育て・保育・教育を問い直す。
目次
序章 なぜ、「子どもは育てられて育つ」というテーマなのか
第1章 関係発達という考え方とその再考
第2章 子どもの心の育ちに目を向ける
第3章 「両義性」という概念と、「主体」という概念
第4章 関係発達の観点から子育て支援を考える
第5章 子どもの思いを「受け止める」ということ
第6章 「養護」と「教育」そして「学び」と「教え」
第7章 特別支援教育の理念と障碍の問題を考える
第8章 思春期はいつの時代にも難しい
終章 相手の思いが分かるということ
著者等紹介
鯨岡峻[クジラオカタカシ]
1943年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学博士(文学)。島根大学教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、2007年より中京大学心理学部教授。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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